恐らく真理の運命 (ページ1)

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ごじゅういちページ1

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濃霧に滲んだ夜空。

澱んだ空気はまさに今のわたし達を表してる。

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JW［ヌナ］

「…シおな、？」

JW［ずるいよ、
ずるい。だってヌナのこと見たら僕だって好きが溢れるのに…
こんなに、ずっと、好きなのに］

「…ごめん、わたしは、ジュニョンが好きなの」

JW［僕がずっと、守ってあげたのに？
僕がヌナを助けてずっと大事に、大切にって
温かく守ってきたのに…？］

”シオンが強引にスジンを抱き締める”

「じょ、ジョンウここは飛ば …？」

ジョンウに抱き締められる。

『あの…』

買い物から帰ってきたテヨンさんと鉢合わせる。

「わ…！テヨンさん…！！！！！！！！」

慌ててジョンウを突き放す。

JW［ヒョン、］

『…？』

JW［僕、悪いと思ってないから…！］

そして、もっとギュッと抱き締められる。

「アニ〜〜〜… そんなシーン！！
台本のどこ探してもないでしょ、！？」

ジョンウを突っ撥ねてテヨンさんの隣に避難する。

『ジョンウ、』

狼のようなガルルルルという鳴き声がテヨンさんの喉元から聞こえてくる。

そんなこの世界はテヨンさんが除隊してから半月が経過した世界なんだ。