.17. 頼らなくていい…？ ページ21
ユトside
e「音ちゃん〜、ユト〜、大丈夫そ？」
音「あ、ennちゃん、だいぶ落ち着いたわ、ありがとな」
ユト「俺も。休ませてもらっちゃってごめんなさい」
e「気にせんといてや！
あんな手紙キモイし辛くなるのも当然やろ。」
あの時の俺は放心状態で、みんなが話してる声もぼんやりとしか聞こえてこなかった。
かろうじて聞こえてきても、耳を素通りするような感じで、音ちゃんに声をかけてもらって、なんとか会話として認識できるようになって…。
あー、弱いなぁ…俺。
なんて思ってしまう。
音「ユト〜？」
e「大丈夫か？」
ユ「はっ、、！ごめ、大丈夫。」
音「大丈夫って……」
e「急に元気になれってのもおかしいけどさ、さすがにその光のない目で大丈夫なんて言われても説得力皆無やで」
音ちゃんとennちゃんは鋭い。
いや、たしかに目に光がないのは自分でもわかるから鋭くなくてもわかるか…。
でも、弱い俺なんて見せたくないから、隠そうとしてしまう。
音「なあ、ユト？
強くなくていいんよ？」
ユ「えっ…？」
音「弱いなーって思ってるんちゃうかなーと思って。」
ユ「ははっ……」
よく分かるね…。
ちょっと怖いくらいだわ…笑
e「図星かいな」
音「弱いなんて思わんで。
ユトは全く弱くない。それに今回の件は強くたって無理だよ…。弱って当たり前」
ユ「でも、、」
弱い部分は見せたくない。
人に頼るのも苦手だし、心配されたくないし。
e「だーいじょーぶやで！明日はわたしら女子軍で奥の部屋に隠れて男子軍でインターホン出てくれるらしいから。
なるべく足止めしてくれるし、万が一こっちきても全員で全力で追い返したるから」
音「それなら安心やんな！」
e「せやからさ、ユト」
ユ「うん…？」
e「頼れとは言わんよ。頼るの苦手なやつに急に頼れなんて難しいやろうし。
頼れとは言わないからさ、信じて、期待してて。」
ユ「へ、、？」
思わず変な声が出た。
信じる…？
期待…？
e「絶対わたしらでユトのこと守るから。
怖い思いをさせない自信は正直ない。
もしかしたら男子もとめられなくて、こっちまで来てもうて、結局とめられなくてユトに触れるってこともありえるかもしれん。
けどな、絶対守ったるから。絶対助けたるから。」
ユ「あ…りがと……。」
e「もしユトに触れることがあっても絶対助けたるから。その場合はごめんけど、わたしらのこと信じて少しだけ耐えてな」
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齋藤 愛音 - こたつくんに甘やかされたい (1月27日 13時) (
レス) id: d37c4fe6ba (このIDを非表示/違反報告)
齋藤 愛音 - こたあみ大好きこたつくんのかかのじょになりたい (1月27日 13時) (レス) @page5 id: d37c4fe6ba (このIDを非表示/違反報告)
音ちゃん推し - はい更新頑張ってください (2022年2月16日 18時) (レス) id: 6f67511d25 (このIDを非表示/違反報告)
紫伊那(プロフ) - 音ちゃん推しさん» そうですね…。フォーエイトに戻ってくるのは難しくてもまたどこかで音楽を届けてくれることを信じて待つしか…。亀更新にはなりますがこの作品の更新は続ける予定なのでもし良かったらまたお願いします！ (2022年2月16日 6時) (レス) id: 88114a294e (このIDを非表示/違反報告)
音ちゃん推し - 音ちゃんが辞めてしまうのは悲しくて涙が溢れて泣いちゃいますね (2022年2月15日 23時) (レス) id: 6f67511d25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫伊那
作成日時：2021年11月10日 23時
