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第一話 ページ2

Aside


先程、不覚にも自分の想い人に悪態をつかれた私は顔を伏せて泣いていた。


『もう疲れたな・・・』


と嘆いていると扉がコンコンとなった。


「おい、井伏開けろ」


と少し怒りを含んだ声が聞こえ、
私は面倒だったが机の中に隠れた。


「居るのはわかってんだ、早くしねえと潰すぞ」


「チッ・・・開けるからな」(ガチャ


入ってきた男は確認するまでもなく私の上司の中原中也だった。


いつもの私ならば迷いもせず上司をからかいにいくが、
先刻まで泣いていた私にとって今顔を見られるのは非常にまずい。

どうにか此処はあの帽子さんがこの場を去るのを願うがそれは虚しくも叶わなかった。


「手前、隠れる気ねえだろ・・・って泣いてたのか?」


机の中を覗く上司に顔を見られ即バレた


『目に塵が入っただけです。』

「・・・そうかよ、可愛くねえ女」


ああこんな可愛くないことしか言えないからあんな態度取られたのか・・・

もう潔く諦めようか


「まあ、そんくらい威勢よくねーと俺の部下なんて勤まらねえからな」


なんてくさい台詞を言う彼がおかしくなった
そして自分で言って恥ずかしかったのか耳が真っ赤だった

『フフッ・・中也さん耳真っ赤ですよ』

と笑うと中也さんは小声で「うるせえ・・・」


この人が上司でよかったな・・・・



あ、そうだ


『中也さん相談いいですか?』


「如何した?」









『私とつきあっって下さい!』









「は?」

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設定タグ:芥川龍之介 , 文スト , 中原中也   
作品ジャンル:恋愛
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告诉你了 - 作者様へも苦言するのをお許しください。上から目線的な感じで不愉快に思われたら申し訳ありません。何かご事情により更新が出来なくなったのならお知らせ等で知らせた方が皆さんもわかりやすいと思います。 (2023年2月26日 21時) (レス) id: 9c10c18c2c (このIDを非表示/違反報告)
告诉你了 - コメント失礼致します。『曇天に笑う』さん、更新ペースには人それぞれなのですから急かしたり文句言ったりすると作者様や他の方が不快に思われることがあるのでそのような発言は思ってもしない方が良いかと思いますが。 (2023年2月26日 21時) (レス) id: 9c10c18c2c (このIDを非表示/違反報告)
人生楽しんだもん勝ち - 書くのやめたんかな?機会があれば書いてほしいです。すみません… (2021年8月7日 20時) (レス) id: 0301fd6d5d (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う - 中途半端こコメントの返事も来ないし (2019年1月26日 21時) (レス) id: 96967fede0 (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う - なんか (2019年1月26日 21時) (レス) id: 96967fede0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:通行人ですが? | 作成日時:2018年3月31日 0時

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