6話 続き ページ9
人々を救わんとして鬼を倒す術を編み出した。
それが、"鬼殺隊"であると________
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そこまで話終えると母は一度顔を伏せた…
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しかし_____
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当時の母の話には続きがあったはずだ。
あれは確か、
1人の女の隊士の話だった_____________
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その女性は、家族を、愛する人を殺された恨みから
鬼殺隊となり、多くの鬼を殺しました。
しかしある時……
彼女は手に持った刀を大きく振りかざした。
「頼む、俺はいい、俺は人間を食べた。
殺されて当然のとこをした。」
男は、彼女に向かって叫ぶ。
その手には小さな赤子の鬼が抱かれていた。
「この子はまだ人を食べていないんだ…
身体が弱く、生きるために鬼となった子に
罪はないだろう!!」
振り下ろした刀が、男の鬼の鼻の鋒で止まった
「頼む、頼むよ…この子を死なせたくない…
そのためなら俺は何度だって死ぬよ…」
懇願する男の鬼を見て
彼女は心が揺らぎました
これは______
正義なの?
ずっと"鬼を殺す事"が、復讐こそがこの世のためだと
人々のための正義だと思ってきた彼女は、
わからなくなりました。
私は…
どうすればいい……っ
剣を持つ手がわなわなと震えだしました
「……っ」
その時……
……!!!!!
男の鬼が、声を上げながら
彼女に襲いかかってきたのです。
「っ」
咄嗟のことでした。
彼女は男の鬼の首を切り落としてしまいました____
襲いかかってきた鬼の腕には小さな鬼が抱えられて
いました。
彼女は、彼がしようとしていたことがわかりました。
私を殺そうとしたのではない、
この子どもと逃げようとしたのだ…
今までの鬼は明確な殺意があった.。だから容易に
切ることができたのだ。
しかし____________
切り離された男の首がぼとりと音を立てて地面に
落ちました。
「…しょう…っち…。その子……だ……は……」
何か言おうとして彼は琴切れました。
……っ
彼女は、
目からいっぱいの涙を流しながら
残された"子ども"に刃を向けました。
音がするほど歯を食いしばりながら、涙が溢れる目を
名いっぱい開きながら……
彼女は"子ども"を殺しました_________
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程なくして彼女は鬼殺隊を辞めました。
彼女は、人知れず、鬼のいない山へと向かい、
そこで素敵な職人の男性に出会いました。
そして彼女は、1人の娘と、3人でいつまでも
幸せに暮らしました_______________________
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澪(プロフ) - 匿名な鬼殺隊員さん» ありがとうございます!直しておきますm(__)m (2019年10月21日 7時) (レス) id: 17e86f282f (このIDを非表示/違反報告)
匿名な鬼殺隊員 - 設定キーワードの所の漢字が時任になってますよ〜ただしくは時透だと思います〜 (2019年10月21日 2時) (レス) id: 3f11779d5f (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - むい君ラブさん» むい君ラブさん暖かいコメントありがとうございます!本日更新予定ですので今後ともどうぞよろしくお願いします!! (2019年10月18日 18時) (レス) id: 17e86f282f (このIDを非表示/違反報告)
むい君ラブ - 面白いです!再新待ってます!!頑張ってください!! (2019年10月17日 22時) (レス) id: 8bf3196fdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:澪 | 作成日時:2019年10月8日 10時