5話 side 0 ページ6
部活見学の翌日
土曜日である今日、私は一人でショッピングに来ていた
...一人で、と言うか一緒に行く人はいないんだけど､､､
特に何を買うわけでもないけれど、こうしてただ見ているだけでも十分
音楽を聞くことが趣味で、買い物といえば大体CDショップに立ち寄っている
もちろん今もたくさんのCDが並べられた棚の前にいた
「あれ？Aちゃんか？」
横から聞こえた私を呼ぶ声に驚いて振り向くと、コネシマさんがいた
軽く会釈をすると「やっぱりや！」と笑って歩いてきた
「昨日は見学来てくれてありがとうな！」
「いえ、」
「そういえば何してるん？今一人か？」
「はい」
「ふーん、そうかあ」と頷くコネシマさん
コネシマさんこそどうしてここにいるのか、と思ったけど聞けなかった
「ちょっと一緒に出かけへん？」
笑顔を崩さずに言われた
＊
「あー、一緒に出かけよう言うたけどどこがええんやろなあ。行く宛もないし公園でええか？」
「大丈夫です」
コネシマさんに連れられてやってきたのは小さな公園
ブランコとベンチしかない、空き地のような公園だった
「こうやって ぼーっとするのもたまには良えなあ」
ベンチに腰掛け晴れた空を仰ぎながらそう呟く
「なあ、警備部のことなんやけどさ」
「はい」
「グルッペンがめっちゃAちゃんのこと気に入ったみたいやねん。
Aちゃんが帰った後も『絶対に入部させてやる』言うて引き下がらんねん。俺も流石に呆れたわ〜」
グルッペン、と言うのは「警備部に入らんのか」と言ってきた人だろうか
どうして私をそこまで？
「警備部はな、去年俺らが作ってん。俺ら2年生6人と、ゾムを含めた1年生3人は中学が同じでな。
グルッペンの奴そん時から部活作るって言うてたんやで？ホンマにやる時はやる男やでアイツ」
ハハハと笑いながら「警備部はキャラが濃すぎるわ」と言ってさらに笑う
多分、純粋に楽しんでるんだろうな
「なんかようわからんけど、アイツは人を引き付ける何かを持ってんねんなあ。
警備部のメンバーは皆アイツに引き寄せられた奴らや。にしても、何を持ってんねやろうなあ､､､」
さっきまで笑っていたのが嘘のように考え込むコネシマさん
少しおかしくて、気づいたら少し笑ってしまっていた
コネシマさんは驚いたように私を見てる
あぁ、笑ってしまった
あの日の言葉が鮮明に思い出される
「ごめんなさい、今日は帰ります」
逃げるように、公園を後にした
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レナ - 頑張ってください！番外編絶対見ます！トンシャオロボロ楽しみですううう！！ (2017年10月9日 8時) (
レス) id: d79a58f128 (このIDを非表示/違反報告)
岡崎 響(プロフ) - レナさん» ああありがとうございます!!読み返して頂けているとは……(号泣) 文才も語彙力もまだまだ成長していきたいです！どうか番外編も見てやって下さい…*_ _) 長文大歓迎ですよー！^^* (2017年10月7日 8時) (レス) id: cbd4920d57 (このIDを非表示/違反報告)
レナ - 1話から読み返しに戻って来た者です。やっぱり読んでいると、貴方様の文才、語彙力がすごいことすごいこと…！遅れましたが、本編完結おめでとうございます！これからも頑張ってください！長文失礼いたしました！ (2017年10月6日 8時) (レス) id: d79a58f128 (このIDを非表示/違反報告)
サラ男。(プロフ) - 岡崎 響さん» そうやって言ってくれるの嬉しい(;_;)まだ小説にしてないから全然大丈夫だよ！！がんばろー！ (2017年2月27日 12時) (レス) id: 610db604ae (このIDを非表示/違反報告)
岡崎 響(プロフ) - サラ男。さん» ↓タグつけるの忘れてた！返信遅れてごめんね!! (2017年2月27日 6時) (レス) id: cbd4920d57 (このIDを非表示/違反報告)
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