九十二話 ページ11
酒井くんの言葉にビビった男の子が急遽、解散を告げたため私だけ取り残されてしまった
「…A?」
「お前…俺たちが裏切り者について話し合ってんのに、何呑気にガキと遊んでんだよ」
『いや、遊ぶというか…ここまで子供に連行された』
「子供に連行…」
「自分で言っていて情けないと思わないのか?」
『今説教されて尚更消えたい…』
私は無実だが呆れた目でコチラを見られて消えたくなる。
…それよりもみんな裏切り者について話し合いとかきちんとするんだ。
『てかこの話し合い、私誘われてない!』
「すぐ帰ったからだろ」
「Aさんにも勿論、声を掛けようと思ったんですが…既に姿がなかったので」
「仕方なく集まったメンバーで話してたらまさか小学生と一緒に登場とは…ふっ」
『黒田くんに言われると情けなさよりも怒りが湧いてくる』
私を見下ろして鼻で笑う黒田くんに思わず拳を強く握り締めてしまう。
「っそれよりも!これからどうするかの話だったろ!」
私が来たせいで話し合いの議題が逸れてしまった。本多くんの言葉にみんなの顔も真面目なものに変わっていく
「やはり今まで通りPBB作戦を…」
「やるわけねぇだろ!裏切り者混じってんだぞ?」
『もう井伊くんの二の舞は嫌だし…』
「本多、そういう君が裏切り者だったりしてな…」
柱にもたれ掛かる伊達くんの言葉に驚いてしまう。確かにそう思ってしまうのも仕方がないが…
「あ?何言ってんだよ!俺が井伊やるわけねぇだろ!」
「日下部…こいつを占え」
「え?占い?」
「裏切り者かどうかな」
「伊達…」
まさに一触即発。疑心暗鬼から生まれた嫌な空気に私も不安な気持ちになってしまう
「争ってる場合か?」
「おい黒田、そういうお前も怪しいんだよ!」
「お前が裏切り者だって可能性も大いにあるけどな」
「てめぇみたいなくせ者がな、1番怪しいんだよ!」
『ちょ、3人とも言い過ぎだって!』
「A、お前だって例外じゃねぇんだぞ!家康に気に入られて…お前、黒田と2人で手ぇ組んでんだろ!」
『はぁ?そんなわけないじゃん!』
榊原くんの言葉に食い気味に返すが、友達がやられてしまったこの状況で冷静に居られない彼らには聞こえていないようだった
「ていうかな、てめぇら全員怪しいんだよ!」
「何だ?その言い方は!」
「怪しいのはお前のほうじゃないのか?」
座っていた前田くんと毛利くんも酒井くんの言葉に我慢ならず、立ち上がって喧嘩が始まってしまいそうだ
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オタくん♀(プロフ) - 完結､､､だと､､､そんなーーー‼︎(T ^ T) (2023年1月2日 23時) (
レス) id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - …ん？お、終わり…だと？嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ (2023年1月2日 22時) (レス) @page44 id: 940717e19b (このIDを非表示/違反報告)
オタくん♀(プロフ) - 何度も見ています！何度見ても面白いし胸がキュンキュンしちゃうぐらい大好きです!更新頑張って下さい！ずっと待ってます！😄 (2022年11月21日 22時) (レス) id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)
真子ちゃん(プロフ) - 待ってます (2022年11月14日 15時) (レス) id: 955c1a3158 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 何度見ても面白いです😍更新頑張ってください！！待ってます！！ (2022年11月9日 23時) (レス) @page44 id: c191c4b3ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：間取り | 作成日時：2022年9月10日 14時
