1 大学四年夏休み ページ1
・
お昼ご飯に焼きそばを作り、実習園で行われる、ご飯の前のお歌も練習してみた。
有岡「いただきますっ!」
A「言い訳だけど、買い物行く時間なくて、これしか冷蔵庫になかったからだからね」
有岡「全然、美味いよ。
ちゃんとソーセージを入れてくれるとこに、愛を感じる」
A「愛とかじゃないから。
にしてもさ、まだお昼でしょ?
保育園って、ホント長いよね。
これ食べたら、お口をゆすいで、パジャマに着替えてお昼寝だからね」
有岡「あ、先生もお昼寝しゅる?」
急に園児の口調で、首をかしげてる。
A「連絡帳書いたり、ちゃんと安全に寝てるか、見てないといけないの。
でもさ、いつか絶対寝ちゃうと思うのね、どうしよー」
有岡「まあ、そうなったら仕方ねえよな。
俺が胸もんで、起こしてやりたいけど、園児にはなれねえし、すげー残念」
A「そんな事考えてる暇があったら、就活してよね!」
有岡「はいはい、分かりました」
A「あ、そういえば、今朝ベランダで寝てたじゃん。
ずっとじゃないよね。
昨日、ちょっと覗いたら、同じ場所でタバコ吸ってたの見えたの」
有岡「あぁ、それからずっとだな」
A「ん?女の子とは、私と会う前に、あのー、そのアレを済ませてた?
いやあの、うちから出て行って、ベランダで見かけるまでに一時間かかってなかったと思って」
有岡「別に30分あれば完了するけど?
何、いやらしい事考えてんの」
A「え、違うって。
ただ、私のせいで、二人の邪魔をしちゃったんなら申し訳ないと思って。
今朝も、もっとイチャイチャしたかったっぽいのに」
有岡「昨日、ゴム買いに行こうと思って外出たら、Aが泣いてて。
で、ビックリして声かけて。
あの後ここ出て、コンビニ行こうと思ったんだけど、なんかそんな気分になれなくて。
うち戻って、シャワー浴びて部屋入ったら、あいつ寝てたの。
ホッとして、ベランダでタバコ吸ってたら、寝てた」
A「あ、やっぱり私がいけなかったんだ。
予定狂わせちゃって、ごめん……」
有岡「別にいいけど。
Aに、そんな話、あんましたくないんだけど」
・
・
1150人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:やまぱん | 作成日時:2019年5月12日 17時