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有岡「家電関係は、一応全部注文してきた。
明後日には届くかな。
家具はね、少し悩み中。
明日、もう少し見てくる」
A「洗濯は？
うちの洗濯機使っていいよ」
有岡「え、マジで？！
お言葉に甘えていい？」
A「うん。
私がバイトして買ったやつだから、大切に使ってね」
有岡「あぁ、持ってくる」
お父さんに知られたくないとか言いながら、甘やかしてる自分がいる。
でもね、なんだか不思議なくらい、いい子なんだよ。
実家のベランダとか、門のとこに座ってた有岡と、全然雰囲気が違うの。
すぐに戻ってきて、昨日ホームセンターで買ったカゴに、洗濯するものを入れて戻って来た。
有岡「あのさぁ、洗濯ってどうやるの？」
A「えっ？！」
有岡「へへっ」
A「ちょっと待って」
料理中の手を止め、一緒に洗濯機の前にきた。
有岡「俺も、これとおんなじの買ったんだよね」
A「あ、そうなんだ。
やっぱドラム式にした？
冬は外に干せないみたいだしね、乾燥機ついてる方がいいかなって。
あ、ねえ、私の洗濯物も入れていい？」
有岡「いいけど。
そういうの、嫌じゃねえんだ」
A「え、有岡がイヤならやめるけど」
有岡「俺は、全然気にしない。
昔さ、親がこっちに来てる時に、Aが洗濯してくれてたの思い出したわ」
A「あの頃の洗濯物は、最高に汚かったよね」
有岡「部活やってたからな。
汚いって言うんじゃねえよ」
A「そうだね、若いキレイな汗だったのかも。
で、ここに洗剤入れて、これでOK」
有岡「洗剤の量は？」
A「ここに表示された重さで、このキャップのここを見るの」
有岡「ふーん、分かったような分からないような」
A「もー、ここに書いてあるから」
洗剤を元に戻し、キッチンに戻った。
有岡も、キッチンに入り、スプーンや飲み物を準備しだした。
何がどこにあるか、いちいち聞いてくるけど。
そのうち慣れちゃうのかと思うと、ちょっと複雑。
A「はい、具沢山みそ汁、出来たよ」
有岡「おぉ、美味そう！」
A「オムライス、温め直す？」
有岡「うん」
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作者名：やまぱん
| 作成日時：2019年5月27日 23時
