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仮の私の部屋は、あの、破水した日以降、掃除してあるのが分かって、布団が一組増えていた。
お母さんの友達のお孫さんが使ってたという、ベビー布団だ。
お母さんも、やっと孫の話が友達と出来るようになって、良かったかな。
ベビーバスを外に干してきた大貴は、麦茶を飲んでから、悠ちゃんを抱き上げた。
有岡「悠ちゃんは、パパと一緒に、みんなといる？」
母「ごめん大ちゃん、買い物行ってくるから、Aのとこでゆっくりしててよ」
大貴、気を使ってくれたの、みんな分かったよ。
みんな悠ちゃんと一緒にいたいんじゃないかって。
でも、みんなこれから約三週間一緒にいるから、大貴がいる間に色々やっておきたいんだと思う。
A「大貴、お布団敷くの手伝って」
有岡「あぁ・・」
キャリーに悠ちゃんを乗せて、持ち上げた。
有岡「いってらっしゃい」
ぺこって頭を下げ、私の後に続いた。
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すでにエアコンも効いていて、その風が当たらないところに、ベビー布団を敷く。
A「悠ちゃん、まだ寝ないかね」
有岡「泣くまで、俺見てるから、Aは寝てて。
って、俺も寝ちゃうかもしんねえけど」
私の布団と、悠ちゃんの布団の間にゴロンと寝転がり、
私に背を向けて、悠ちゃんに話しかけている。
有岡「悠ちゃん、ばあばんちはどうですか？
お風呂もさ、悠ちゃんの為に直してもらったんだよ。
やべー、横になったら眠くなってきた」
大貴の体で、悠ちゃんの姿が見えないけど、一人でパタパタと動いてる様子。
大貴は、コロンと寝がえり、私の方を見た。
そして、私の布団の中に入ってきた。
有岡「大丈夫？疲れてない？」
A「実家だから、病室より気は使わないけど、24時間ずっと見た事ないから、それは不安。
夜中、どのくらいのペースで泣くのかとか」
私の首の下にしっかりとした腕が通り、久しぶりに布団の上で抱きしめられた。
そしていつものように、キスをする。
舌が入ってきた瞬間に、悠ちゃんが声を出した。
うー うー
大貴は悠ちゃんの方を見てしまった。
有岡「どうした？オッ パイ？」
寝ようとしたのに、やっぱり眠れず。
それでも、その授乳のあと悠ちゃんが寝てくれたので、三人でお昼寝が出来た。
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作者名：やまぱん
| 作成日時：2018年5月14日 22時
