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Daiki
有岡「ちゃんと話すから・・・えっと、どこで話すかな。
圭人、お前、どっかいい店、知らねえのか！
個室があるような、それでメシ食えるようなとこ！」
圭人「え？店？
えっとねー、ああいつもの居酒屋、ランチやってたな。
昨日、萩原さんは入らなかったけど、あそこはどお？」
有岡「Aも、行くぞ！」
下を見て、ブツブツ言ってるAの腕を引き、圭人の後をついて行った。
昨日、Aを呼び止めた店。
土曜もランチやってんだな。
居酒屋だから、簡単な仕切りがあるとこに、案内してもらった。
Aは、落ち着かず、キョロキョロ周りを見ていた。
有岡「A、何にする？」
A「大貴・・・私、何でも・・」
有岡「じゃあ、俺はチキンカツ定食で、Aは、さばの味噌煮定食」
岡本「俺はね、焼き肉定食で」
オーダーを取られ、障子が閉められた。
A「ねえ、大貴と岡本くんは同期なの？」
大貴「ちげーわ。俺の方が、一年先輩だから」
A「岡本くんは、仙台に来て、何年目？」
岡本「ちょうど一年です、萩原さんと一年違います」
有岡「俺が今、東京営業部にいるの、知ってんのか？」
岡本「え？そうなんだ。異動したんだ」
有岡「そう！その異動先の課長がAで・・・
で、付き合う事になって、同棲とかしてたんだけど、
Aが仙台に異動しちゃって。
で、異動が理由で、一回振られて・・・」
岡本「え？なんで？」
有岡「Aってのは、真面目な子なの。
でね、昨日いっぱい話して、また付き合う事になったんだよ。
その話をするために、昨日は仕事を半休して、こっちに来たんだわ」
「お待たせしました！」
注文したものが、すべて揃い、食べ始めた。
ご飯を食べる時は、とっても美味しそうに食べるAが、めちゃくちゃマズそうに食べている。
箸も進んでいない。
だけど、ちょっと簡単に話しておかないと、悪い方へ悪い方へ考えてるようなAが心配だった。
有岡「そいつとは、３カ月くらいしか付き合ってねえんだわ。
で、やっぱ嫌になって、電話に出なくなって、それで終わった。」
岡本「そんな短かかったっけ？
なんで電話に出なくなったのよ」
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作者名：やまぱん
| 作成日時：2017年3月6日 21時
