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第六十一章 ページ5

「ほぅ。流石幕府の狗だな。鼻が良く効くものだ」


屯所へ着けば、門の所に幹部達が既に集まりみんな戦闘体制に入っていた
だが、それを見ても千景は臆する事なく、余裕の笑みを浮かべながら口を開く


「てめぇ、そいつを離しやがれ!!」


「ふん、貴様の言うことを聞く必要などない」


一向に離してくれない千景の顔を見れば、彼もまた私の方を向いて来た

ぎゃぁぁぁぁ!!!!!
近い、近い、近い!!!!!

そんな綺麗な顔が近くにあったら息できませんちー様!!!!


「.....な、何」


「........」


何故か黙ったままのちー様
え、何何何何

どうしたらいいのこれ


「あ、あの....帰すって、約束したよね?鬼は約束を破らないんだよね?」


「.......ちっ。鬼は必ず約束を守る」


そう言って千景は私をゆっくりと降ろしてくれた

ナイス私!!!
今凄いナイスな事言った私!!!


「今日は貴様らに用があったわけではない。夕奈を返しに来ただけだ。だが、次に会った時はわかっているな?」


そう言いながら不敵に笑う千景は相変わらずイケメンでした

そして、去り際に私の頬に手を添えながら、私にしか聞こえない声で囁いた


「いつでも此方へ来るがいい。お前なら、歓迎しよう」


「.....っ!?」


低音ボイス+色気ボイスで不覚にもドキッとすれば、顔に熱が集中するのがわかる

それを見て満足気に微笑めば、千景は一瞬のうちに姿を消した

何あれ、ズルくね?
卑怯じゃね?
私にキュン死にしろと!?

少しの間、私は動けずにいた




第六十一章
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

(あの言葉はどう受け取ったらいいんだ...?くそ、イケメンは何やってもイケメンだなちくしょー!)

(夕奈よ、お前は人間だがいざとなればいつでも俺の元へ来るがいい)

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設定タグ:薄桜鬼 , トリップ , 原田落ち   
作品ジャンル:アニメ
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ぷー(プロフ) - mizu217(ニイナ)さん» そう言っていただけてめちゃくちゃ嬉しいです!!キャラ崩壊してないかとか色々心配ですが...かっこよく書けててよかったです! (2017年8月25日 12時) (レス) id: 557e5927c8 (このIDを非表示/違反報告)
mizu217(ニイナ)(プロフ) - もう、無理です。左之さんかっこよすぎです〜!! (2017年8月25日 4時) (レス) id: 908cde38bf (このIDを非表示/違反報告)
ぷー(プロフ) - Asoraさん» お心遣いありがとうございます。優しさが心に染み渡ります...!これからもこの作品に目を通していただければと思いますので、よろしくお願いします。 (2017年8月24日 8時) (レス) id: 557e5927c8 (このIDを非表示/違反報告)
Asora(プロフ) - ぷーさん» いえいえ! こんな事言える立場では無いですが無理はしないでください!何時迄も楽しみに待っていますので! (2017年8月23日 22時) (レス) id: 32969ac174 (このIDを非表示/違反報告)
ぷー(プロフ) - Asoraさん» ご指摘ありがとうございます。全然気付きませんでした...!!また何かありましたら、教えて頂けると嬉しいです。そして、嬉しいコメントありがとうございます。そう言っていただけて本当に嬉しい限りです。これからも楽しんで頂けるよう頑張ります! (2017年8月23日 22時) (レス) id: 557e5927c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぷー | 作成日時:2017年8月21日 10時

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