第七十一章 ページ28
さーってと、お次は誰かなー
総司の部屋の襖が少し開いていたため、チラッと中を覗いてみると退屈そうな総司がいた
「失礼します。暇そうだね？」
私は一言言いながら襖を開けて、中にいる人物に話しかける
「まぁね。誰かさんが過保護すぎて寝てろってさ」
「ゆっくり休むのも仕事だよ」
「でも暇すぎて悪化するかも」
そんなことを言っている彼に近づいて膝をつきながら髪に手を伸ばし触る
総司の髪は思った通り柔らかくて猫っ毛だ
きもちー、猫触ってるみたい
ニヤニヤしながら頭に置いた手を動かし髪を触る
「ちょっと、何してるの？」
「え、髪の毛触ってる」
「急すぎて意味がわからないんだけど？」
「みんなの髪質がどんな感じなのかなぁって気になったから」
「ふぅん」
納得したのかはわからないが、頭を触っている間総司は大人しくされるがままで、ほんとに猫みたくて可愛いと思い思わず微笑んだ
名残惜しいが手を離し、「触らせてくれてありがと。ゆっくり休んでね」と言い残し私は総司の部屋を後にした
次に見つけたのは愛しのマイスウィートエンジェル！！
「ちーづーるっ！」
「きゃあ！夕奈ちゃん！どうしたの？」
「んー？ちょっと髪触らせてね？」
驚く千鶴もまた可愛い
何してても可愛い
やばいな私、病気かもしれない
そんなことを考えながら髪を触る
さらさら！柔らかい！
傷んでないし、指通りがいい！
なんか女の子って感じだなぁ
どんなだよってツッコミはなしで
「千鶴の髪はさらさらだね。羨ましい」
「そ、そうかな？でも、何で急に髪の毛？」
「んー？触りたくなったから？」
私よりも小さい女の子は首を傾げながら、上目遣いで見上げてくる
何これ、クソ可愛い
え、やばいんですけど
変なのが目覚めそうだよ私
切りがなくなりそうなので、私は手を離す
「急にごめんね千鶴。じゃあまた後で！」
キョトンとしている千鶴に手を振りながらその場から遠ざかった
まだ会っていない新八と左之さんを探していると、どっかの部屋から新八のうるさい声が聞こえてきた
どこだろ？
探りながら廊下を歩いていると、一つの部屋の前で足を止める
その中から声が聞こえるのを確認して声を掛けた
「新八いる？」
「ん？夕奈ちゃんか？」
「ちょっと今時間ある？あったら中入りたいんだけど...」
声をかければ中から新八の声が聞こえ、目の前の障子がスッと開いて中から新八が笑顔で出てきた
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ぷー(プロフ) - mizu217(ニイナ)さん» そう言っていただけてめちゃくちゃ嬉しいです！！キャラ崩壊してないかとか色々心配ですが...かっこよく書けててよかったです！ (2017年8月25日 12時) (
レス) id: 557e5927c8 (このIDを非表示/違反報告)
mizu217(ニイナ)(プロフ) - もう、無理です。左之さんかっこよすぎです〜！！ (2017年8月25日 4時) (レス) id: 908cde38bf (このIDを非表示/違反報告)
ぷー(プロフ) - Asoraさん» お心遣いありがとうございます。優しさが心に染み渡ります...！これからもこの作品に目を通していただければと思いますので、よろしくお願いします。 (2017年8月24日 8時) (レス) id: 557e5927c8 (このIDを非表示/違反報告)
Asora(プロフ) - ぷーさん» いえいえ！ こんな事言える立場では無いですが無理はしないでください！何時迄も楽しみに待っていますので！ (2017年8月23日 22時) (レス) id: 32969ac174 (このIDを非表示/違反報告)
ぷー(プロフ) - Asoraさん» ご指摘ありがとうございます。全然気付きませんでした...！！また何かありましたら、教えて頂けると嬉しいです。そして、嬉しいコメントありがとうございます。そう言っていただけて本当に嬉しい限りです。これからも楽しんで頂けるよう頑張ります！ (2017年8月23日 22時) (レス) id: 557e5927c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷー | 作成日時：2017年8月21日 10時
