第六十九章 ページ19
日が暮れ空は暗くなり辺りは闇に包まれる
「巡察でもねぇのに、随分帰りがおせぇんだな」
千鶴と一緒に夜の屯所を歩いていると、土方さんの声が聞こえて歩みを止める
「門限破りは切腹だと、前々からきつく言ってあるはずだが」
「無理矢理誘ったのは俺だぁ!こいつらには何の責任もねぇよ。腹切れっつーならそうするさ!」
私と千鶴は隠れて様子を伺う
土方さんのポジションは大変だよね
いつの時代も、そのポジションーー管理する側は損な役ばかりだ
「新八。それを決めるのはおめぇじゃねぇ。誘ったのが誰だろうが、隊規を破った事に変わりわねぇだろ」
「待ってくれよ、土方さん」
「俺達も悪かったんだよ、もっと早く帰ろうって言ってればこんな...「てめぇらは部屋に戻ってろ。沙汰はおって下す」...」
左之さんと平助は新八を庇うが、聞く耳を持たずに話を遮って一方的に言えばそのまま踵を返し新八と行ってしまった
「さ、左之さん!いいのかよ!」
「行くぞ!千鶴、夕奈!お前らも来い!」
左之さんは平助の手首を掴んで引っ張りながら、私達にもついてくるように言う
大丈夫だけど、行ってみるか
私と千鶴は二人について行った
109人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「トリップ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぷー(プロフ) - mizu217(ニイナ)さん» そう言っていただけてめちゃくちゃ嬉しいです!!キャラ崩壊してないかとか色々心配ですが...かっこよく書けててよかったです! (2017年8月25日 12時) (レス) id: 557e5927c8 (このIDを非表示/違反報告)
mizu217(ニイナ)(プロフ) - もう、無理です。左之さんかっこよすぎです〜!! (2017年8月25日 4時) (レス) id: 908cde38bf (このIDを非表示/違反報告)
ぷー(プロフ) - Asoraさん» お心遣いありがとうございます。優しさが心に染み渡ります...!これからもこの作品に目を通していただければと思いますので、よろしくお願いします。 (2017年8月24日 8時) (レス) id: 557e5927c8 (このIDを非表示/違反報告)
Asora(プロフ) - ぷーさん» いえいえ! こんな事言える立場では無いですが無理はしないでください!何時迄も楽しみに待っていますので! (2017年8月23日 22時) (レス) id: 32969ac174 (このIDを非表示/違反報告)
ぷー(プロフ) - Asoraさん» ご指摘ありがとうございます。全然気付きませんでした...!!また何かありましたら、教えて頂けると嬉しいです。そして、嬉しいコメントありがとうございます。そう言っていただけて本当に嬉しい限りです。これからも楽しんで頂けるよう頑張ります! (2017年8月23日 22時) (レス) id: 557e5927c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぷー | 作成日時:2017年8月21日 10時