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第三十七章 ページ5

「夕奈ちゃん!下がってて!」


「うっせぇ黙れ!」


総司の言葉に怒鳴りながら返答すれば、千景に容易に刀ごと弾かれる


「チッ!!くそっ」


体勢を立て直そうとすると、目の前に総司が立ち私を庇う


「ちょ、どけ総司!!」


「うるさいな、こいつは僕の獲物なんだから横取りしないでよ」


「はぁっ!?お前が勝てる相手じゃねぇんだよ馬鹿!!」


言い合いながらも二人して刀を構える
総司が千景に斬りかかったのを見て、私も刀を振り下ろす


「沖田さん!夕奈ちゃん!」


その時、千鶴の声が聞こえ一瞬千景は彼女の方を見たが容易く私達の攻撃は受け止められ、二人して吹っ飛ばされる


「沖田さん、夕奈ちゃん!!」


「お前もそやつらの仲間か?邪魔立てする気なら、お前も斬る」


飛ばされた私達に駆け寄ってくる千鶴
総司は千景の言葉を聞いて勢い良く立ち上がり千鶴を庇うようにして前に立つ

それを見て私は静かに立ち上がり、総司の前に立てば千景を見つめながら口を開く


「此処は引いて。千景と戦いたくない」


「.....ふん。お前に免じて今回は見逃してやる」


少しの沈黙の後、刀を鞘に収めながら私の後ろにいる総司を見やる
窓へと歩み寄れば、千景は顔だけを私に向け「夕奈。今度会った時に詳しく聞かせてもらうぞ」と言って窓から飛び降りた

内心溜息をついてから勢い良く後ろを振り返り、総司の着物の袖を掴みながら顔を近づけ聞く


「怪我は!?」


「僕は大丈夫だよ。それより、説明してくれるよね?」


「うん。屯所に戻ったらちゃんと説明する」


辺りは静かになり、戦いが終わっていた
暗かった空に日が昇り太陽が顔を出す

外に出れば、土方さんが睨みながら私を見て口を開く


「おい、お前は勝手に何してやがる」


「ごめんなさい」


けいちゃんから言われたのは伝令に行くこと
でも、私はそれを無視して勝手に自分で判断し動いてしまった

土方さんに怒られるのは最もだと思い素直に謝罪する

しかし、次に聞こえた言葉に私は驚き目を見開いた


「....良くやった」


褒められるなど微塵も思っていなかったため、無言でキョトンとしながら土方さんを見る


「聞こえなかったのか?総司が重傷を負わなかったのはお前の手柄だっつってんだ」


彼の言葉に何も言えなくなり、視線を地面に移せば少し俯く

すると、此方に駆け寄ってくる足音が聞こえ誰だろう?と思い顔を上げると


「夕奈!!」


心配した様子の左之さんだった

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作品ジャンル:アニメ
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ぷー(プロフ) - 神崎舞様。気付かず申し訳ありません。ご指摘ありがとうございます。早急に直させていただきます。また何か気付いた点などがございましたら、仰って頂けると嬉しいです。コメントありがとうございました。 (8月18日 11時) (レス) id: 557e5927c8 (このIDを非表示/違反報告)
神崎舞(プロフ) - 名前変換されないで夕奈のままになってる話が何話かあるのですが? (8月18日 9時) (レス) id: 348d6ee4b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぷー | 作成日時:2017年8月17日 11時

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