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原田side ページ30

「え?あ、いや、もう少し一緒にいたいなぁって.....」


.....おいおい、聞き間違えか?
いや、こいつの様子からしてそれはねぇ
こっちの気も知らねぇで、そんな可愛い事言ってんじゃねぇよ
離したくなくなっちまうじゃねぇか

そんな事言ってたら、期待しちまうぜ?

思いもよらなかった事を言われて、俺は珍しく戸惑い動けなくなる


「あ、ちが、そのっ、何でもない!!おやすみ!!」


固まっていると、夕奈は慌てて自室へ行こうと一歩踏み出すが俺はその腕を掴んで引き止める


「....俺も、まだお前といたい。ちょっとばかし付き合っちゃくれねぇか?」


「っ、うん」


折角の機会を逃してたまるかと思い、俺も共にいたいと伝えればこいつは頷く

少し頬が赤くなっていたのを見逃さなかった



俺達は屯所を抜け出して静まり返った夜の壬生寺へとやって来た

境内にある階段に二人して腰を下ろし、空を見上げる
肩と肩が触れ合うほどの近い距離
優しい匂いがして、一緒にいると落ち着く

俺は心底夕奈に惚れてる

本当自分でも驚く
こんなにも惚れる女に出会えるなんざ、思ってもみなかった


「ごめんね左之さん。迷惑かけて」


「別に迷惑だなんて思ってねぇよ。言ったろ?俺もお前と一緒にいたいってよ」


俺にとっちゃ、嬉しい事この上ねぇ
迷惑なんざ一欠片だって思っちゃいねぇよ


「それと、次夜中に厠行く時は俺に声掛けろ。一緒に行ってやるから」


「でも左之さん寝てたら申し訳ないし...」


「いいから。約束だ、わかったな?」


「わかった。ありがと」


「俺がしてほしくて言ってんだ、礼なんざいらねぇよ」


今度からは土方さんじゃなくて真っ先に俺を頼れ
じゃねぇと、俺は今度こそ嫉妬でおかしくなっちまうかもしれねぇ

俺の言葉を聞いて、夕奈は微笑んだ
あいつの見せる表情や態度、一つ一つが愛しくてたまらねぇ


それから俺達は少しの間、他愛もない会話をしてから屯所へと戻った




原田side
 ̄ ̄ ̄ ̄

(なぁ、お前も俺と同じ事思ってるって、少しは期待してもいいか?)

第四十九章→←原田side



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設定キーワード:薄桜鬼 , トリップ , 原田落ち   
作品ジャンル:アニメ
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ぷー(プロフ) - 神崎舞様。気付かず申し訳ありません。ご指摘ありがとうございます。早急に直させていただきます。また何か気付いた点などがございましたら、仰って頂けると嬉しいです。コメントありがとうございました。 (8月18日 11時) (レス) id: 557e5927c8 (このIDを非表示/違反報告)
神崎舞(プロフ) - 名前変換されないで夕奈のままになってる話が何話かあるのですが? (8月18日 9時) (レス) id: 348d6ee4b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぷー | 作成日時:2017年8月17日 11時

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