第四十三章 ページ16
朝日が昇り始め、鳥の鳴き声がこだまし、空が少しづつ明るく色づいて来た頃、その時はやって来る
私の膝の上で寝息を立てている千鶴を見て、新八と源さんが小さく微笑む
するとその時
ーーードォォォンッ！！！！
大きな爆発音が響き渡った
寝ていた千鶴を素早く起こし、脇に置いておいた刀を掴み立ち上がる
音がした方を見れば、煙幕が立ち上がり炎の色が遠くからでもわかるほど、空までも赤く染めている
そして、聞こえてくる人々の叫び声
「行くぞ！」
「あ、はい！」
はじめくんの言葉に慌てて頷く千鶴も立ち上がり、後を追って走り出す
「待たんか！新選組！！」
現場に向かおうとしていた私達を止めたのは、会津藩の兵だった
「我々は待機を命じられているのだぞ！」
「長州の野郎どもが攻め込んで来たら、援軍に行くための待機だろうが！！」
此処でとうとう今まで我慢して来たぶんが爆発して、土方さんは会津藩の兵を鋭く睨みつけながら怒号を飛ばす
「し、しかし...出動命令はまだ...！！」
「自分の仕事にひとかけらでも誇りがあるなら、てめぇらも待機だ云々言わずに動きやがれ！！」
「よし、続け！！」
土方さんの言葉を聞いて出陣する事を決め、会津藩の兵は後ろにいる他の兵達に片手を上げて言い放った
第四十三章
￣￣￣￣￣
(私は私に出来る事をしよう)
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ぷー(プロフ) - 神崎舞様。気付かず申し訳ありません。ご指摘ありがとうございます。早急に直させていただきます。また何か気付いた点などがございましたら、仰って頂けると嬉しいです。コメントありがとうございました。 (2017年8月18日 11時) (
レス) id: 557e5927c8 (このIDを非表示/違反報告)
神崎舞(プロフ) - 名前変換されないで夕奈のままになってる話が何話かあるのですが？ (2017年8月18日 9時) (レス) id: 348d6ee4b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷー | 作成日時：2017年8月17日 11時
