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第三十五章 ページ2

「雪村 千鶴君、桐生 夕奈君と言ったな。残念だが、君達の安全は保証できない」


「はい!」


ザキヤマの言葉に頷いた千鶴を横目に、私はただ黙って走り続けた

走っていると目の前に浪士達が見え、そいつらの前で立ち止まるとザキヤマが刀に手をかけながら声をかける


「新選組の屯所にご用ですか?」


「あ、いや...何でもござらん」


明らかに動揺する浪士達を見て、ザキヤマが小さく囁いた


「雪村君、桐生君。何があってもこの道を走り抜けろ。いいな」


「は、はい!」


私は次に起こる展開を知っているため、浪士達が刀に手を掛けて抜いた瞬間、千鶴の手首を掴んで思い切り地面を蹴って走り出す


「千鶴!走って!」


「う、うん!」


驚いている千鶴など気にせずに引っ張りながら走る


「千鶴!!千鶴はそのまま四国屋に行け!私は池田屋に向かう!!」


「えっ!?でも、それじゃあ...!」


「千鶴より私の方が剣の腕は立つ。一刻も早く池田屋に行かないと....!!何が何でも伝達を土方さんに伝えて!!お願いね!」


走りながら千鶴に言い、最後は返事を聞かずに池田屋に向かうために別の道へと走った

こんな時は運動神経がいいことに感謝だな

本気で走ったのなんていつ以来だろうか
体力が無くなったから、もう息切れしてる

けど、何があってもスピードは緩めない
足は止めない
一分一秒でも早く池田屋に...!!!

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設定タグ:薄桜鬼 , トリップ , 原田落ち   
作品ジャンル:アニメ
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ぷー(プロフ) - 神崎舞様。気付かず申し訳ありません。ご指摘ありがとうございます。早急に直させていただきます。また何か気付いた点などがございましたら、仰って頂けると嬉しいです。コメントありがとうございました。 (2017年8月18日 11時) (レス) id: 557e5927c8 (このIDを非表示/違反報告)
神崎舞(プロフ) - 名前変換されないで夕奈のままになってる話が何話かあるのですが? (2017年8月18日 9時) (レス) id: 348d6ee4b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぷー | 作成日時:2017年8月17日 11時

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