第十四章 ページ47
立ち上がった私は、障子を開けて部屋の外で私を監視している左之さんに話しかけた
ーーースパーンッ!!!
「原田さん!!ちょっと相談が.....」
障子を無意識に思い切り開け放ち、左之さんに声をかけた
かけたのだが、目の前にいるもう一人の人物を見て途中で固まる私
そしてそのまま静かに障子を閉めたーーー
瞬間今閉めたばかりの障子が勢いよく開け放たれれば、そこには鬼の形相の土方様
オーマイガー
全然思い立ったが吉日じゃねぇじゃん
はい、もう一人の人物とは泣く子も黙る新選組副長こと土方歳三さんです
何故土方さんがいる?WHY?
「おいてめぇ。障子はもっと静かに開けやがれ。後、相談って何だ。てめぇは自分の状況を理解して言ってやがるのか?」
「はい、すみませんでした。ごめんなさい。許して下さい」
目の前の土方さんはそりゃもう鬼というより般若の顔ですよ
怖いですよ、怖すぎますよ
思わず物凄い速さで謝った
「だから、相談ってのは何だって聞いてんだよ!てめぇがんな事言える立場じゃねぇだろ!」
「ですよね!知ってました!ごめんなさい!」
怖すぎて私のテンションが可笑しくなる
「まぁまぁ、土方さん落ち着けって。取り敢えず話を聞くだけ聞いてみてもいいんじゃねぇか?」
「.........聞くだけだからな」
「ありがとうございます」
左之さんの助け舟に心から感謝
土方さんは深く長い溜息をつきながら聞く事を承諾してくれたため、私は即答でお礼を言って頭を下げた
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作者名:ぷー | 作成日時:2017年8月11日 20時