双子だからなに？ (ページ4)

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桜side

桜「はぁ……」

日向「？どうしたんですか？」

桜「私ね？双子のお姉ちゃんいるんだけど……最近会えてないから元気かな～って……」

山口「桜先輩って双子のお姉さんいたんですか？」

桜「うん！」

キレイで強くて憧れのお姉ちゃん。小さい時から後ろをついて回ってたのを今も覚えてる

お姉ちゃんは凄い。男の子相手でも泣くことはなくてむしろ強気でかっこいい

小学の時からお姉ちゃんはみんなより頭がよかった。そんなお姉ちゃんを恨んだことなんて1度もない。むしろ目標だった。

でも……お姉ちゃんは少しずつ私を避けるようになった。お母さんもお姉ちゃんのことは見てなかった。お母さんはお姉ちゃんを見えてないみたいに扱ってた

だからかもしれない

お姉ちゃんが滅多に笑わなくなったのは……

精神的に弱っていったのは……

それでも誰かの前で泣くことはなかった。人を頼ることを忘れたようになってしまった

お姉ちゃんが最後に笑った顔を見たのはいつだろう……

桜「はぁ……お姉ちゃんに会いたいぃ～！！」

影山「？家にいないんすか？」

桜「お姉ちゃん中学から白鳥沢だから」

影日「「！！」」

影山「桜さん！！お姉さんの名前聞いてもいいすか！！」

日向「白鳥沢……！！ウシワカがいるところ！！」

？

桜「冨岡雪だけど……」

旭「えぇっ？！」

田中「と、とんでもねぇ！！」

？？

私の頭の中は？でいっぱいだ

菅原「バレーだけじゃなく色々な競技において群を抜いているまさに天才だべ！！」

日向「そんなにすごいんですか？！」

桜「お姉ちゃんが……？」

月島「知らなかったんですか？」

桜「う、うん……お姉ちゃんあんまり自分のこと話さないから……」

澤村「(だとしてもだろ……)」

今思えば家にある賞状やトロフィーはお姉ちゃんが取ったもの……なんだよね……？

桜「やっぱりお姉ちゃんは凄いなぁ……」

＿＿＿＿
雪side

鷲匠「あ？お前冨岡か？」

取り敢えず頷いておく

鷲匠「お前はここでマネージャーをやれ。」

『嫌で((鷲匠「やれ」

ほぼ強制じゃん……

鷲匠「返事は？」

『…………はい』

鷲匠「よし。お前らぁぁあ！！集まりやがれ！！」

「「「ウッス！！」」」

鷲匠「今日からマネージャーだ。挨拶」

『冨岡雪……２年です』

「「「お願いしゃぁぁっす！！」」」

マジ勘弁してほしい……