１２話 ページ12
紫耀 ｢えっ？嫌やったん？｣
｢なんか、、嫌ではないかな！なんで話しかけたのかなと思って｣
と言うと、平野は真面目な顔をして
紫耀 ｢俺、花咲さんが来た時、女だからって媚び売ったんやと思って
花咲さんのこと警戒してたんや。でもな、海人がメールで、花咲さんのこと
めっちゃ言うてくるからいい人なんかなとか思ってそれで｣
｢ぶっ笑笑｣
紫耀 ｢なんで笑うん？｣
｢いや、なんか笑えて笑笑一応、ありがとう！｣
とにっと笑うと平野は頬を少し赤くした。
紫耀 ｢あのな、今日初めて花咲さんが踊ってるのをみてさ本当に
アイドルになりたいんやなーって思ってん。俺、女だから花咲さんを
認められないって思ってた自分が恥ずかしくなってな。
だから、花咲さん俺、認めるわ｣
と言ってくれた平野。
私は嬉しくてつい、平野に抱きつく。
｢平野、ありがとう！！｣
紫耀 ｢おん。これからは海人と２人で応援するから廉が認めてくれるまで
頑張ろーや！｣
と言った紫耀。
｢ほんと泣ける｣
紫耀 ｢泣いてええで。｣
｢んー、泣けない｣
紫耀 ｢何やねんそれ。そろそろ午後からのレッスンやから
A行こうや｣
｢いきなり呼び捨て笑笑｣
紫耀 ｢ダメ？｣
｢そっちの方が嬉しいな。んじゃあ、私は紫耀って呼ぶね！｣
紫耀 ｢おん！｣
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作者名：ゆうり | 作成日時：2018年1月4日 14時
