主役はかわった。2「ＹＯＩ」(オチはヴィクトルかユリオか勇利）

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、








『四回転サルコウ！！鮮やかに決まりました！！』






ヴィ「perfectだ…A」





勇「やっぱ…この曲は感情をよりだせるな…」








ヴィ「……けど








まだ……彼女は

…全ての感情を出し切ってない様子だ」






＿＿＿＿



＿＿








『四回転トウループ…



ぉぉおおっ！！！これも決めたァァア！！』






諸岡アナの声が演技中でもよく聞こえる





あ「っ……！」






後半のキツさはとんでもない。




そこに四回転ループもってくるヴィクトルも鬼だ。








あ「……」






でもさ





なんでかな









勇「……あれ」





ヴィ「どうしたんだい？」






勇「A……今笑ったような…」






ヴィ「え？」









『綺麗なステップシークエンスです』






あ「…」






おかしい……かな、こんなこと思うの







不思議に…今の状況が楽しいと思えるの。







さっきの四回転跳んだ時の観客の歓声。




そして、審査員の前でジャンプを決めたから



その時の審査員の顔。









……ヴィクトルが…あえてそうなるような
構成にしてくれたおかげで、









驚きを与えれていた。



私の滑りを見せつけられた。






……スケーターにとってそれが何より嬉しいことか





、







あ「っ……！！！」








せっかくヴィクトルが考えてくれた構成。




私がいちばん、活かしたい。









『最後のジャンプは四回転ループ…』







あ「……」





私の…一番得意なジャンプ









＿＿＿＿＿


ヤ「お前の武器はジャンプだ。


……いつか…四回転制覇できるといいな」


＿＿＿






あ「……」






四回転…制覇……








＿＿＿＿できるかな＿＿









＿＿＿＿＿




＿









ミ「Aー！！！勇利ー！！！！
二人して1位おめでとうっ！！」





表彰式が終わればすぐに駆けつけてきたミナコ先生







あ「ミナコ先生、応援ありがとうね」




勇「すごく聞こえたよっ」




ミ「2人のためなんだから当たり前でしょ！！


……てか、ここがスタートよ二人共。」









あ「うんっ」



勇「やっと、スタート」









ヴィ「…ミナコの言う通り。



ここからが本番だよ！二人共。


ロシアは……すぐ前までせまってきてる。」







あ「……だとう…ロシアね」





勇「勝たなきゃ。」









あと、少し。





ミラの元まで、ほんの後少し

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