。終止符を打って8日目 。 ページ8
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先に車の中で待ってよう、なんなら寝てやる。
なんて思いながら車へと向かった
その時
、
【＿＿＿＿＿＿野薔薇ちゃん】
「！！！」
脳裏に響いた私を呼ぶ声。
眠気が一気に覚めた。それと同時に耳鳴りがする。
下に向いてた視線を車に向ければ、誰もいない
でも＿＿＿＿＿
【＿＿今日＿任務は＿＿＿だか＿＿がん＿っ＿てね】
脳裏に映し出される映像と今が交差する。
車の前にいるのは夢に出てくる女の人だ。
顔が分からない、黒いモヤがかかってて
「っ……」
あまりの耳鳴りに耳を塞ぐ。
足元がふらつき、地面に膝がついた。
「ホントに……なによ、っこれ…！！！！」
遠くなっていく耳鳴り。
そんな時
「大丈夫か釘崎！！！」
耳鳴りの消えたところで虎杖の声がハッキリと聞こえた。
「……平気よ…」
気づけば耳鳴りも、脳裏に浮かんだ映像も消えてた。
「今日の任務は俺と伏黒で行ってくるよ」
と、手を引っ張られ体を起こされる。
「…」
……何言ってんのよ、その顔。アンタだって寝不足なのに
「平気って言ってるでしょ。それより、伏黒は？」
スカートに着いた砂埃をはらいながら聞けば
「伊地知さんと話してる。」
と、虎杖の指さす先には伏黒と伊地知さん。
「そう……」
ふと、脳裏に映し出された映像が浮かぶ。
……顔は黒いモヤがかかってて見えなかった
でも……あの服…
「虎杖……」
「ん？なに？」
、
「伊地知さんや新田さんの他に補助監督の人っていたかしら」
なんて聞けば
「他にもいるかもしれないけど、
その2人以外会ったことはないな」
と言われた。
「……そうよね…気のせいよね」
ただスーツを着てただけなのかもしれない
考えすぎだったようね。
「そんな所で2人してなにしてんだよ」
「聞いてよ伏黒、釘崎が＿＿＿＿＿」
「何もないわよ。早く行きましょう」
虎杖の言葉遮って車のドアハンドルに手をかけた
「……」
＿＿＿＿＿
【＿＿＿＿野薔薇ちゃん】
＿＿＿＿＿＿
でも何で……
私の名前を知ってるの……
＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
伏黒side
「釘崎爆睡してたな！」
そう笑う虎杖と山の麓の階段をあがった。
「伊地知さんが見てくれてるみたいだし放っておけ」
爆睡してる釘崎は俺達が声をかけても起きなかった。
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saachan(プロフ) - 最高でした。物語の内容から秘密が解ける所も考えられていて､感動でした！ (9月25日 6時) (
レス) id: 19e4ed7fb5 (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - あ“あ”ｱｱｱｱｱｱｱ“ しにやしたわ (8月21日 15時) (レス) @page50 id: 00641871ce (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ラテ - あ”ー涙が止まらない”ぃーーーーー (6月1日 21時) (レス) @page50 id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
由衣(プロフ) - 天才だと思います。考え抜かれたストーリー、緻密な伏線、原作に忠実な登場人物の仕草や口調、そのどれもが高密度で滑らかに仕上がっていて素晴らしい物語だと思いました。一生忘れたくない物語に出会えたこと感謝します。 (2023年1月10日 22時) (レス) @page50 id: e683fae7d7 (このIDを非表示/違反報告)
西(プロフ) - 読む手が止まらなくて気づいたら朝になってました…！すごく良かったです！ (2023年1月9日 5時) (レス) id: 3fb130f810 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒姫ユキナ
| 作成日時：2022年10月28日 17時
