。終止符を打って43日目 。 ページ43
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【何〜？このまずい料理。】
【ダメよお母様！そんなこといったらAが可哀想よっ
残飯しか食べれないのに！】
【……】
＿＿＿＿
【これからお前がこの家の報告書なり経理をやれ。】
【そ、そんな、私みたいな子供にはまだ……っ】
【口ごたえをするな！！！！！】
【っ……ごめんなさい、ッ】
＿＿＿＿
【そういえば…Aに誕生日ってあるの？】
【うちの子じゃないんだから祝うわけなかろう
生かしてやってるだけ感謝してほしいくらいだ】
【そうよね！！！
ねえ、お父様！私新しいお洋服欲しくって〜】
＿＿＿＿＿＿
【お前は母親に捨てられんだ！！！！！】
【ちがっ、お母さんは来てくれる……っ】
【誰もお前のことなんて愛しちゃいない！！！！！】
＿＿＿＿
【アンタなんか一生1人よ！！！！！
私みたいに色んな人から愛されてる私と違って、
アンタは誰にも愛されず、孤独に死んでくの！】
【……】
【何とか言いなさいよ！ほんっとに腹立つ！
お母様とお父様に言いつけてやるわ！！】
【っ！！それだけはやめてください、っ】
＿＿＿＿＿
怯えていて、体は震えてて……
【誰も、私の事なんて…ッ愛してくれない、っ】
暗い、物置の中で1人泣くA。
【1人は…っ、ぁ、寂し、いよ……ッ！！】
「っ……」
歩いて通り過ぎても、扉が空いてるせいか
耳にAの泣き声や、怯える声、罵倒が聞こえる
【……愛されるって…なんだろう……】
力ない、その声に心臓が締め付けられた。
歩くのが、早くなる。
そして
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「＿＿＿＿＿＿＿＿＿約束する……」
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「君は…これから先、
たくさんの人に囲まれて、好かれて……
＿＿＿＿＿＿＿＿＿僕に嫌なほど愛される」
直線を歩いた先の扉へと、手をかけ
鍵穴に僕の持ってた鍵を指し左に回せば ガチャ、と
音と同時に鍵は壊れた。
「……」
ゆっくりと、扉を開けた。
その先には＿＿＿＿＿
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「君は……いつからみんなを守ろうと…必死だったんだい？」
僕がそういえば、
「……五条…さん…っどうして、ッ……」
振り返り、僕を見るなり泣き出したA。
「やっと……見つけた…」
安堵からなのか、すぐにAを抱き締めた。
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saachan(プロフ) - 最高でした。物語の内容から秘密が解ける所も考えられていて､感動でした！ (9月25日 6時) (
レス) id: 19e4ed7fb5 (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - あ“あ”ｱｱｱｱｱｱｱ“ しにやしたわ (8月21日 15時) (レス) @page50 id: 00641871ce (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ラテ - あ”ー涙が止まらない”ぃーーーーー (6月1日 21時) (レス) @page50 id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
由衣(プロフ) - 天才だと思います。考え抜かれたストーリー、緻密な伏線、原作に忠実な登場人物の仕草や口調、そのどれもが高密度で滑らかに仕上がっていて素晴らしい物語だと思いました。一生忘れたくない物語に出会えたこと感謝します。 (2023年1月10日 22時) (レス) @page50 id: e683fae7d7 (このIDを非表示/違反報告)
西(プロフ) - 読む手が止まらなくて気づいたら朝になってました…！すごく良かったです！ (2023年1月9日 5時) (レス) id: 3fb130f810 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒姫ユキナ
| 作成日時：2022年10月28日 17時
