。終止符を打って19日目 。 ページ19
'
「……」
＿＿＿＿＿＿
【…生まれ変わっても…私の事…好きでいて下さいね、…】
＿＿＿＿＿＿
最後……あんなこと言ってたけど本当は…
「……それだったら、納得いくね」
「ほぼAがその術式を使ったと考えていいだろう」
「そうだね、そしたら全部…辻褄が合う。」
きっと…望未の言ってた術式が使えなかったというのは
Aの術式のせいだろう。
そんな馬鹿げた術式、上の連中が欲しがるに決まってるし、
Aの母親の詳細が一切ないのも納得だ。
後は……
「上の連中が何か隠してると思うんだ。」
「上層部がこの話に関わってるって言いたいんですか？」
恵の言う通り。
「前世でAの術式の話が出た時、上の連中の顔つきが変わった。なにより、こんな都市伝説だ。確信がない限り鵜呑みにしないだろう」
僕は五条家の資料を漁ったから確信があったけど…
あの野暮な年寄り共が、確信もなく都市伝説を信じてるとは思えない。
｢なら上の連中に聞くのか？」
「それは無理だね。きっと何も教えてくれない」
相手が僕なら余計に……ね。
だから＿＿＿＿＿＿＿＿
、
「上の連中が大事大事にしてる……
資料保管庫に乗り込むつもり」
僕がそう言うと硝子と恵の顔つきが変わった。
「資料……保管庫？なにそれ。教えて伏黒」
悠仁が聞けば
「宿儺のいる時代から現代までの資料や呪物が地下13階まで保管されてる所だ。」
「恵せいか〜い！
上の連中は ''その'' 術式を知っていたと思うんだ。
きっとAの術式に関する資料もあるはず」
呪いを解く…その方法もね。
「13階って…探すの大変そうね…
何かいい方法はないのかしら」
「みんなで手分けしないと見つからないんじゃ…」
と、頭を抱える野薔薇と悠仁。
「それは安心して。重要な資料ほど地下にある。
……こんな大層な術式だからね、きっと地下13階にあるはずだ」
「ならすぐに見つかるんじゃ…！」
「よし！！早速行こうよ五条先生！！」
僕がそう言えば頭を抱えなくなった2人。
しかし
「上の連中が黙ってないんじゃないか？」
硝子のおっしゃる通り。
「ましては僕だからね。
……一筋縄じゃあ、いかないと思う」
うん。一筋縄っていうより、絶対に入れてくれないね。
「まぁ……上の連中…
、
＿＿＿＿＿＿＿＿＿全員殺してでも僕は行くよ」
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saachan(プロフ) - 最高でした。物語の内容から秘密が解ける所も考えられていて､感動でした！ (9月25日 6時) (
レス) id: 19e4ed7fb5 (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - あ“あ”ｱｱｱｱｱｱｱ“ しにやしたわ (8月21日 15時) (レス) @page50 id: 00641871ce (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ラテ - あ”ー涙が止まらない”ぃーーーーー (6月1日 21時) (レス) @page50 id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
由衣(プロフ) - 天才だと思います。考え抜かれたストーリー、緻密な伏線、原作に忠実な登場人物の仕草や口調、そのどれもが高密度で滑らかに仕上がっていて素晴らしい物語だと思いました。一生忘れたくない物語に出会えたこと感謝します。 (2023年1月10日 22時) (レス) @page50 id: e683fae7d7 (このIDを非表示/違反報告)
西(プロフ) - 読む手が止まらなくて気づいたら朝になってました…！すごく良かったです！ (2023年1月9日 5時) (レス) id: 3fb130f810 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒姫ユキナ
| 作成日時：2022年10月28日 17時
