。繰り返して18回目 。 ページ20
真希side
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「私の方が…先に好きだったのに……っ
私の気持ちを知ってて婚約したのよ、Aは…」
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……恩知らずで傲慢……ね。
望未さんが言ってたような人じゃない気がするな
カマかけて見るか
、
「望未さんが悟の事好きっていったらどうする?」
「……」
Aさんの手が止まった。
しかし
「私は…好きなので離れたくありません
でも…五条さんが望未さんのことが好きなら、話は別です。
好きな人の幸せを願うのが1番ですから。」
「……」
「あ、見て真希ちゃん。綺麗なの出来た」
そう言い、私の手を取り、
勿忘草で作った指輪を人差し指にはめた。
「嘘つきました。好きな人の幸せを願うのが1番じゃなくて、
大切な人たちの幸せを願うのが1番に撤回させてください」
「Aさんにとって大切な人って?」
「五条さんや、伏黒くん、悠仁くん、野薔薇ちゃん。
真希ちゃんに狗巻くん、パンダくん、梢子さんに学長……
言い出したらキリがないですね」
そういうAさんの瞳はどこか寂しそうだった
「大切なものが増えて…失うのが怖いんです。
失うことが怖いなんて、恵まれてる証拠ですが……」
「…」
「私の事嫌い?」
「…望未さんの話とは違う人すぎて戸惑ってるところ」
「私は仲間思いで努力家の真希ちゃんが好きだよ」
「はぁ〜〜余計にこんがらがった」
この人は人のペースを乱すのが得意だな。
そんでもって、望未さんの言ってた感じじゃない気がする
棘とパンダもすぐにわかるだろう
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___
Aside
「楽しかったな…」
私の手には勿忘草で作った指輪が握られている
あの後、パンダくんと狗巻くんも来て4人で
他わいもない話をしていた。
「……」
あんなに自分から干渉してったのは初めてだった。
いつも話すことを拒絶していたから。
冷たく接しられるのが怖かったから。
……自分から相手に踏み込んでいったのは初めて…
嬉しかったな
でもそんな幸せもおしまい。
望未さんに言われたようにこれから櫻田家に帰るのだ。
どんな仕打ちをされようと、今なら耐えれそう……
そう思っていた時だった
「……五条さん」
「やっと帰ってきた〜 真希たちと話し込んでたの?」
高専から出てすぐの所で五条さんがいたのだ
「えっと、何の御用で……」
「ん?帰るんだよ。」
櫻田家まで送ってくれるってことなのかな
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アキ(プロフ) - 黒姫ユキナさんの作品どれも泣いてしまう作品ばかりでほんとに読んでて切ない、😭💕 (2022年10月28日 20時) (レス) @page21 id: 011262e667 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - ドキドキとハラハラが止まりません…‼︎更新いつも楽しみにしています! (2022年10月27日 20時) (レス) @page44 id: ab187a6c5b (このIDを非表示/違反報告)
ラグすぎるって - 応援してます! (2022年10月27日 19時) (レス) id: 62ead42611 (このIDを非表示/違反報告)
ラグすぎるって - 夢主ちゃんが幸せになりますように! とても素敵作品で続きがとても気になってハラハラドキドキしてます! 更新頑張ってください!! (2022年10月27日 19時) (レス) @page44 id: 62ead42611 (このIDを非表示/違反報告)
︎︎ラムネ - 毎日読ませて頂いてます 🙏🏻 とても素敵な作品ありがとうございます 。 (2022年10月27日 6時) (レス) @page37 id: a6303a4f88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年10月21日 20時