。我慢【終】。あとがきは話数足りないのでパート2でします! ページ50
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『義勇さん?寒くないですか?中に入りましょうよ』
あれから1週間が経ち、
今は本部に任務完了の報告をしに来たのだが…
「......A」
『どうしました、義勇さん?』
本部の縁側で雪が降る中座る義勇さん。
そんな隣に私も座った。
自然と手は握られ、羽織もかけてくれた。
『…』
あの日から1週間。
相変わらずみんな 罪悪感がまだあるのか
謝ってくる時もある。
結香さんも全てがバレ、鬼殺隊を去ったのも知った
でも、それでも
幸せな日常が返ってきたのだ
日々私は幸せに過ごしている。
…鬼殺隊のみんなと…
____義勇さんと。
『積もりそうですね』
振り続ける雪。あたりは真っ白だ。
「炭治郎達が喜ぶだろう」
『そうですねっ』
「…」
沈黙が続くが、嫌いじゃない。
むしろこの感じが好きなのだ
無口な貴方。感情だって表に出さない。
でもそれでも…
記憶が無くなっても好きになったのだ。
どんな義勇さんでもきっと私は愛する
『綺麗…』
目の前で細やかな白い結晶に目を奪われた。
すると
「…話したいことがある」
と、言われた。
義勇さんの方を見れば真剣な表情だった
『…どうぞ』
私がそう言うと
「…俺は口下手で感情もあまり表に出さない」
『…』
「お前を見ると愛しくてたまらない」
『っ…』
心臓が飛び跳ねた。
「今回のことで俺はお前の大切さに気づいた。」
『…』
「俺は言おうかずっと迷っていた
…だがお互い柱という身。
いつ何が起きるか分からない
…だから伝えておく」
『……』
何が言いたいんだろう…
そう思った瞬間だった。
'
「_____''夫婦''にならないか」
『!!!』
脳裏に簪が浮かんだ。
『…』
口下手な彼だからこそ簪で伝えようとした。
けど理解ができなかった私。
それでも今…
言葉にしてくれた…
「…俺では至らないか?」
握られた手が熱い。
けどそれより、目尻が熱くなるのがわかった。
目から溢れる涙それを拭う義勇さん。
そんな義勇さんに____
『よろしくお願いしますっ、
'
____あなた。』
「!!!っ…」
そう言えば義勇さんの顔が赤くなった。
冬はやっぱり大好きです。
これからもこの先もみんなと。あなたと…
幸せに過ごせれる気がします
【終】
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○○(プロフ) - 感動しました!今まででとても大好きになれた作品です。ありがとうございます笑 ! (1月9日 19時) (レス) @page50 id: 440a20ffd9 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 今まで読んできた占ツクの小説の中で一番感動しました 最高としか言いようがないです 素敵な小説ありがとうございました!!!!!!!!!! (8月14日 23時) (レス) @page47 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
とく(プロフ) - いい話すぎて泣きました😭今更ですが、完結おめでとうございます!! (7月17日 23時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - こういうお話大好きで、ボロ泣きしながら一気見させてもらいました!目が腫れております(笑)素敵な作品をありがとうございました。 (7月15日 10時) (レス) @page50 id: 47368c5abf (このIDを非表示/違反報告)
猫鈴 - 最初から最後まで読んで泣きまくりました。感動的で素敵な小説をありがとうございます (2022年11月17日 17時) (レス) @page50 id: 49c7725a4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2019年10月19日 10時