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。我慢92 。 ページ5

【胡蝶side】







夜の道を鍋を持って歩くAさんが映し出される






《この鮭大根どうしようかな

張り切りすぎちゃって
たくさんの量作っちゃった

馬鹿だよね、食べてもらえないのに》



《『......こんぐらい私だけで大丈夫だよ』》



《沢山食べよう、そしてもっと身長を伸ばすんだ》

《結香さんみたいに凛とした女性になるんだ》




「!!!」



冨岡さんの顔が歪んだ






「アイツ.....あの時の鮭大根..」

「そういうことかァ....」





《.....大丈夫。大丈夫。》

《そうだよ、結香さんに何かあったら
みんな悲しむもん。我慢、我慢》






《「私ね、義勇と両思いだったんだ〜!!」》


《『そう....だったんですか』》


《冷静に、態度に出すな、泣くな、我慢しろ》

《大丈夫。大丈夫。》






《「最近怪我ばっかしてくるし、おかしいよ。

自覚あるの?.....まあ僕は知らないけど」》



《『.......』》


《ごめんなさい、そんなこと言わせてしまって》

《時透くんに言われなくても》

《自分が1番分かってるから》

《自分が最近おかしいことぐらい.....》




「.......A」


時透くんの表情が変わった






《「あぁ...まだAに柱は早かったのだろうか」》




《ごめんなさい、頑張るから、頑張るから、》

《柱をやめさせるのだけはやめてください》

《私の居場所なんです》

《やっと冨岡さんと横に並べる立場で
あり居場所なの》




「私はなんと言うことを.....」


悲鳴嶼さんも悔やんだ




「っ......」




悲痛なAさんの叫びが、

鮮明にモヤに映し出される







《『これは義勇さんが
出会った当初にくれました』》


簪を触りながらそう言ったAさん


《「へえ〜.......まあいいわ興味ないし。
ところで書類の仕事片付けておいてくれます?」》


と、Aさんに言った結香さん




《ガラス細工をみて目を光らせてた表情とは

全く違う。》



《......嘘つき。聞いてていい気分しなかったから
仕事を押し付けたでしょ?》







......仕事を...押し付けられてたんですか?


.....Aさん....








《.....鬼殺隊を乱したくない

鬼殺隊であり柱の居場所を
なにがあっても守りたいの
だから私は我慢するの

きっといつか報われるって信じてるから》








「ッ.......」




.......あなたは....どうして



そんな辛いことを思っても、


泣かずに、弱音を吐かずに....


ずっと笑ってるんですか.....

。我慢93 。→←おしらせ!



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○○(プロフ) - 感動しました!今まででとても大好きになれた作品です。ありがとうございます笑 ! (1月9日 19時) (レス) @page50 id: 440a20ffd9 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 今まで読んできた占ツクの小説の中で一番感動しました 最高としか言いようがないです 素敵な小説ありがとうございました!!!!!!!!!! (8月14日 23時) (レス) @page47 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
とく(プロフ) - いい話すぎて泣きました😭今更ですが、完結おめでとうございます!! (7月17日 23時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - こういうお話大好きで、ボロ泣きしながら一気見させてもらいました!目が腫れております(笑)素敵な作品をありがとうございました。 (7月15日 10時) (レス) @page50 id: 47368c5abf (このIDを非表示/違反報告)
猫鈴 - 最初から最後まで読んで泣きまくりました。感動的で素敵な小説をありがとうございます (2022年11月17日 17時) (レス) @page50 id: 49c7725a4b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2019年10月19日 10時

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