。我慢127 。 ページ40
【十六夜side】
「悪いが俺と死んでもらうぞ」
男が俺に刀を向けた。
「……」
予想外だった。
己の命を捨ててまで救う価値のある女なのか?
どうして戦う。どうして守る。
「そこまでする理由は何だ。」
俺が問えば
「命に変えても守りたい存在だからだ」
_____
【「僕はお前を命に変えても守る」】
_____
「!!!」
なんだ今のは…
何が浮かんだ…
あれは…僕?
…何故命に変えても守る。
その女はお前のことすら覚えてなかったんだぞ
記憶を無くしても尚。
何故
何故
何故_______
'
'
'
《もうやめようよ、____十夜。》
後ろに現れた知らない女。
誰だ
誰の声だ
''とうや''?
誰のことだ。
'
《もう、大丈夫だから
_____一緒に行きましょう?》
誰だこの女は
何故僕の手を引こうとする。
離せ、俺はこいつをと共に死にゆくのだ____
「死んだらもう二度と、会えないんだぞ」
そういえば
「俺は_________」
男が言葉を発する瞬間。
'
《_____私はね、十夜____》
女の顔が黒いモヤで隠れていて分からない
なんだこの女は_____
'
'
'
'
「…記憶や思い出がなくなったとしても
何度だってAを愛するだろう____」
《記憶や想い出がなくなったって、
何度だって貴女を愛するわ____》
「!!!」
男と咲絵の姿が重なり、モヤが晴れた
'
_____咲絵
____
【「十夜!!私ね、
みんなを守れる人になりたいの!」】
____
……馬鹿野郎、お人好し
____
【「私、十夜のことが____っ」】
____
やっと両想いになれたのに
その一週間後に
_____
【「……あなたは誰ですか?」】
____
「……」
目の前に人間だった時の俺と咲絵がいる
【「十夜はどうして記憶を失った私を
愛してくれるの?」】
「……」
俺は…なんと答えたんだ
【「咲絵、記憶や思い出も大事だがな
'
____俺はお前といれることが何より幸せだ」】
「!!!」
《帰りましょ、十夜さん》
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○○(プロフ) - 感動しました!今まででとても大好きになれた作品です。ありがとうございます笑 ! (1月9日 19時) (レス) @page50 id: 440a20ffd9 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 今まで読んできた占ツクの小説の中で一番感動しました 最高としか言いようがないです 素敵な小説ありがとうございました!!!!!!!!!! (8月14日 23時) (レス) @page47 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
とく(プロフ) - いい話すぎて泣きました😭今更ですが、完結おめでとうございます!! (7月17日 23時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - こういうお話大好きで、ボロ泣きしながら一気見させてもらいました!目が腫れております(笑)素敵な作品をありがとうございました。 (7月15日 10時) (レス) @page50 id: 47368c5abf (このIDを非表示/違反報告)
猫鈴 - 最初から最後まで読んで泣きまくりました。感動的で素敵な小説をありがとうございます (2022年11月17日 17時) (レス) @page50 id: 49c7725a4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2019年10月19日 10時