。我慢104 。 ページ17
.
『！！！』
＿＿＿＿振り返ればそこには＿＿
.
.
「今日は月が綺麗だね
＿＿＿ねえ、僕と面白いもの見ない？」
と、笑う男。
……この気配…鬼…！！
すぐさま
ベッドの横に置いてある刀に手をさし伸ばした
…が
『ッ！！！』
締め付けれる心臓によりそれは叶わず
そのまま膝から崩れ落ちた。
『はあっ、はあっ、』
肩で呼吸をする私に
「へえ……【壱】になりかけてる。
＿＿＿＿【零】になったら君死んじゃうよ？」
と、笑いながら言う鬼。
『どうしてそんなこと知ってるの…！』
私が問えば
「＿＿＿だって
.
…その血鬼術かけたの僕だもん」
『！！！』
やっぱりこの痣は血鬼術であった
いや、それ以前にこの人が…私の記憶を奪ったんだ
それなのに何のようなの？
死にゆく様を見に来たの？
……この鬼は一体…！
そう思った時。
「むっ！！」
突然起き上がった禰豆子ちゃん
そしてすぐさま鬼に気づき攻撃しようとした
『禰豆子ちゃん！！駄目！！！！』
私がそう言えばギリギリで止まった。
「へえ、賢いねえ君。」
『はあっ、はあっ、』
コイツの血鬼術がなんなのか
記憶を奪い死に至らせるだけでは無いとしたら
分からないことだらけだ
絶対に無闇に戦っては行けない
自分の強さだって分かってる
私が血鬼術をかけられたぐらいなんだもん、
相当強いはず…
『っ…』
無闇に戦って禰豆子ちゃんまで記憶を失ったら…！！
.
「Aさん！？何かあったんですか！？」
『…っ』
戸 越しに聞こえる炭治郎くんの声。
「あのこ達の記憶も貰おうかなあ」
狂ったように笑う鬼。
『はあっ、はあッ…』
だめ、だめ…
あなた達まで記憶を失ったら…
記憶をなくすことが
どれだけ周りを悲しませて苦しませるのか
私が1番わかってるから
記憶をはやく取り戻したいって強く願ってるから
『炭治郎くん達には手を出さないで…ッ！！』
刀を杖変わりにし、なんとか立ち上がる
禰豆子ちゃんが心配そうに見ている
その瞬間
「興味ないよ。周りなんて
.
＿＿＿＿僕の狙いは最初から君だからね」
『！！！』
鬼がそういった直後。
首筋に鋭い痛みを感じ、そのまま意識を失った
炭治郎くんたちの声が最後に聞こえた
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○○(プロフ) - 感動しました！今まででとても大好きになれた作品です。ありがとうございます笑 ！ (1月9日 19時) (
レス) @page50 id: 440a20ffd9 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 今まで読んできた占ツクの小説の中で一番感動しました 最高としか言いようがないです 素敵な小説ありがとうございました!!!!!!!!!! (8月14日 23時) (レス) @page47 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
とく(プロフ) - いい話すぎて泣きました😭今更ですが、完結おめでとうございます！！ (7月17日 23時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - こういうお話大好きで、ボロ泣きしながら一気見させてもらいました！目が腫れております（笑）素敵な作品をありがとうございました。 (7月15日 10時) (レス) @page50 id: 47368c5abf (このIDを非表示/違反報告)
猫鈴 - 最初から最後まで読んで泣きまくりました。感動的で素敵な小説をありがとうございます (2022年11月17日 17時) (レス) @page50 id: 49c7725a4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒姫ユキナ
| 作成日時：2019年10月19日 10時
