。我慢102 。 ページ15
【宇髄side】
「!!!」
甘露寺が刀を構えたその時。
クナイを目の前で弾き、甘露寺の前に立った。
「ありがとうございます、宇髄さん...!」
「伊黒の傍に行くんだ」
「分かりました、気をつけてくださいね...」
甘露寺は心配そうに言いながらも
伊黒の方へと行った。
「.......」
この手応え.....
このクナイさばきは.....
そう思った瞬間。
___目の前に現れたのは___
'
「天元...
俺はここで一族を途絶えさせるわけにはいかない」
幾年か久しぶりに見る弟の姿。
.....その派手に
しけた面もそんまんま具現化してんじゃねえかよ
「はっ、こんな所でまた弟の面を
見るハメになるとはなァ 派手な嫌がらせだぜ」
胡蝶の姉といい
煉獄の父親。
冨岡の目の前にいる男もなにかしら
冨岡関連であろう
人の記憶から人物を具現化ねえ....
派手な嫌がらせな上にタチがわりぃな
「兄ちゃん!!!」
「玄弥ァ....」
不死川の前にも弟が現れた
対象の人物に関係がある人物を具現化できるらしいな
.....まあAが出てこなかっただけいいか
なんて思った時
'
「ああ!!君たちにはこの子が1番いいね〜....」
そう言った。
その直後だ
'
『氷の呼吸__ 伍ノ型 ''月華氷面''』
「!!!」
空から聞こえたその声。
「まさか…!」
胡蝶がそう言った瞬間
氷の斬撃が飛んできた
土煙が晴れ、現れたのは____
『ねえ、どうして報われないの?』
「A…」
時透の言う通りで、目の前にはA。
Aの言った言葉が胸に響く
しかし俺達が1番聞きたい声だ
雪の結晶がヒラヒラと舞うこの冷気
お前の呼吸は綺麗だったな…
『どうして気づいてくれなかったの
我慢しても報われないの辛いの苦しいの』
「っ……」
まるでAの心の声が聞こえるようだった
Aは甘露寺と伊黒が相手してくれるはず…
「悪趣味だよほんと。お前みたいな奴僕嫌いだよ」
なんていう時透の前にもAがいた
「なんて卑劣な……」
悲鳴嶼さんの前にもだ
……みんなそれぞれ戦う相手が出来ちまったなァ
'
「あの女そろそろ死ぬのかなあ
……そうだ
_____この光景を見せてやりたいなあ…」
_____
_____
'
'
'
『………!!!』
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○○(プロフ) - 感動しました!今まででとても大好きになれた作品です。ありがとうございます笑 ! (1月9日 19時) (レス) @page50 id: 440a20ffd9 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 今まで読んできた占ツクの小説の中で一番感動しました 最高としか言いようがないです 素敵な小説ありがとうございました!!!!!!!!!! (8月14日 23時) (レス) @page47 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
とく(プロフ) - いい話すぎて泣きました😭今更ですが、完結おめでとうございます!! (7月17日 23時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - こういうお話大好きで、ボロ泣きしながら一気見させてもらいました!目が腫れております(笑)素敵な作品をありがとうございました。 (7月15日 10時) (レス) @page50 id: 47368c5abf (このIDを非表示/違反報告)
猫鈴 - 最初から最後まで読んで泣きまくりました。感動的で素敵な小説をありがとうございます (2022年11月17日 17時) (レス) @page50 id: 49c7725a4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2019年10月19日 10時