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。我慢89 。 ページ1

【炭治郎side】





「柱総員でなんてなんの任務だ....」


「それよりいつもより顔付きが違くないか?」






周りの隠の人達から聞こえる会話。



それもそうだろう


本部の門の前で並ぶ9人の後ろ姿。


こんなこと滅多にないだろう

顔つきだって違う。


だってそれは


Aさんの命がかかってるから____




羽織が風によってめくれれば、

月明かりに照らされた【滅】の文字が見える







そして






お館様「皆それぞれAに

思う気持ちがあるだろう....

謝りたくて仕方ない者、

話を聞いてやればよかった者、

気づいてあげられなかった者、

......最後まで愛してやれなかった者。


時間はない

柱総出で向かってもらう。


早急な鬼の始末、重大任務だよ






'






____行ってらっしゃい 私の子どもたち」




お館様がそう言った瞬間。

柱達は姿を消した。






「......炭治郎」


横で心配な匂いを漂わせる善逸。



「Aさんの心音が弱まってくんだ...」


「.......」



耳のいい善逸からすると辛いだろう


でも......






「きっと冨岡さん達が鬼の頸を斬ってくれるよ」



どんな血鬼術を使うのか

記憶を奪い、

死に至らせるだけではないのかもしれない


あまり詳しいことは分かっていない


柱の中でもずば抜けた剣士の才能を持っていた

Aさんですら、その血鬼術にかかった





「....」





......無事で帰ってきてくれますように。





「善逸、伊之助は....」



「ずっとAさんの手を握ってる」



伊之助はカナヲたちと屋敷に残り、

Aさんの様子を見ているらしい



伊之助はAさんに憧れていたからな....





なんて思っていると



「炭治郎達、Aのことを宜しくね」


と、お館様に言われた




そのまま隠の人の肩を借りて

歩いてってしまうお館様。





「お館様はこれからどうするんですか?」


なんて聞けば






「私は自分の屋敷に戻り、鎹鴉を向かわせる


____長い夜になりそうだからね」





そういい月を見上げた。




.....胸騒ぎが酷くなっていく一方だった




____

____


【時透side】






「煉獄、まだかァ?」


「うむ!この森を抜けた先だ!!!!」



柱総員でなんて初めてだよ

でもそれぐらい今は一刻を争ってる



夜明けまではもたないだろう

今夜仕留めなくてはAは死んでしまう









気を引きしめたその時。






「あの廃村だ!!!」

。我慢90 。→



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○○(プロフ) - 感動しました!今まででとても大好きになれた作品です。ありがとうございます笑 ! (1月9日 19時) (レス) @page50 id: 440a20ffd9 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 今まで読んできた占ツクの小説の中で一番感動しました 最高としか言いようがないです 素敵な小説ありがとうございました!!!!!!!!!! (8月14日 23時) (レス) @page47 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
とく(プロフ) - いい話すぎて泣きました😭今更ですが、完結おめでとうございます!! (7月17日 23時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - こういうお話大好きで、ボロ泣きしながら一気見させてもらいました!目が腫れております(笑)素敵な作品をありがとうございました。 (7月15日 10時) (レス) @page50 id: 47368c5abf (このIDを非表示/違反報告)
猫鈴 - 最初から最後まで読んで泣きまくりました。感動的で素敵な小説をありがとうございます (2022年11月17日 17時) (レス) @page50 id: 49c7725a4b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2019年10月19日 10時

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