【鬼滅の刃】。我慢 。

。我慢39 。 ページ40

伊黒side





結香の言ってる事の方が辻褄があった



だから結香を信じた。


甘露寺や胡蝶もそうだった



俺は信じない


今まで仲間だった結香がAを陥れようとして

自ら刀で刺して、挙句の果て人を盾にしたなんて






......そんなこと

鬼殺隊の''柱''であるお前がするわけないだろう




なにより柱に任命したお館様の信頼性はどうなる







....結香を信じるということは



お館様を信じるということに繋がる



だから俺は結香を信じる









「.......」




＿＿＿＿＿＿


『鬼殺隊を.....辞めます』

＿＿＿＿＿＿＿






Aのあの表情が頭から離れない。




なんでそんなに苦しそうなのだ









'









いや、俺達がそうさせているんだろう、







＿＿＿＿＿＿＿＿＿


時透side




＿＿＿


『鬼殺隊を......やめます』

＿＿＿＿


『＿＿＿＿＿＿別れましょう』


＿＿＿




Aのなんとも言えないあの表情が


頭から離れない。





どうしてAは冨岡さんに別れを告げたの



どうして冨岡さんが悲しそうな顔してるの







「.......」







何考えてるのあの馬鹿




どうして僕が聞いた時何も言わないの？


言っても何も信じてもらえないと思った？





隊服をずっと握ってたの知ってるよ







その手には、足には、増えていく傷









包帯巻くの下手くそなくせに.....






今日は胡蝶さんが巻いたんだろう

とても綺麗だった。









.......ねえ、A



知ってる？



救急箱の包帯をいつも取り替えてんの胡蝶さんだよ




Aが救急箱の包帯で自分で治癒してるって


気づいてるんだよ胡蝶さん



Aしか救急箱の包帯使わないんだ



取り替える時毎回悲しそうな顔するんだよ



それなのにどうして胡蝶さんは信じなかったの





分からない



僕には分からない





不死川さんはいつもキレていて短期だ


けど今日の不死川さんは本気で怒っていた



それに宇髄さんも。





.......ねえ、お館様




僕分からないんだ どうしたらいいのか








でも僕はAのあんな表情を見ていたくない







何より鬼殺隊にいなくなるのも嫌だし、





あのお調子者の笑顔がなきゃ



何もやる気が起こらないよ僕。









また寝てるの起こしに来てよ






冨岡さんとの惚気話も聞かせてよ




馬鹿なくせに無理して笑わないでよ







'









だから僕は 自分が正しいと思うことをする

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