【鬼滅の刃】。我慢 。

。我慢1 。 ページ2

.



「結香さんってお綺麗だよな....」


横でうっとりしている善逸くん。



そして.....




「薬学に精通してるから、
しのぶさんが喜んでました！｣




と、優しい笑顔で言ってくれた。









そのあとはずっと結香さんの話。


そうだよね、可愛いくて、強くて、尊敬するよね








「結香さん、か弱そうなのに柱なんて凄いですね」




『..そうだね』




......人のいる村をたまり場にしてた
鬼50人以上を殺ったの、私なんだけどな





気づいたら結香さんの手柄になっていた。





そのおかげもありか長期任務から帰還してすぐに



柱となった結香さん。





......傷だらけの私は何をしてたんだって、


時透くんに言われたな....








そんなことを思っていると、






「義勇〜！！置いてかないでよ〜！」


「お前が遅いだけだ」


「はあ！？酷くない！？」




目の前にはこれから任務に行くのだろうか、


仲良さげな 結香さんと義勇さん。







胸が締め付けられて苦しいけど、いいの






「あの二人仲いいよな〜
俺も結香さんとだったら任務のやる気でるのに」



「冨岡さんと同期らしいんだ。
ほら、善逸。任務に行くぞ」






『行ってらっしゃい、気をつけてね』



「Aさあああん助けてえええ」



「騒ぐな善逸っ失礼します！！！」




泣きじゃくる善逸くんを抱え、

私にお礼をいうと、背を向けて任務に行った。




『.......』



1人になったところに






「あ！！Aちゃーん！」




『どうしました？結香さん』



遠くには義勇さんがいる。

わざわざ戻ってきてなんの用だろうか


咄嗟に笑顔を作り、振り返った。






すると.....





「今から義勇と任務行くんだけど、
義勇の好きな物わかる？？」



なんて、聞かれた。




『好物は....鮭大根です』




「変わってなくてよかった〜！！
任務終わりに作ってあげようと思って！」




『そう...なんですか 頑張ってください』



「うん！ありがとう〜！！」


そう笑顔で言うと義勇さんのところへ行った。





『.......』






胸が痛い、軋む、苦しい





大丈夫だよ、帰ってくるよ、私のところに。







私はどれだけ離れていても、

どれだけ結香さんといたって、

気持ちが変わらないで私のことを

好いていてくれてるって信じてるから






.......大丈夫。大丈夫。






『.....』









大丈夫な【恋】なんてどこにもないのにね、

。我慢2 。→←設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す