目覚めなくなった61日目. ページ14
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あなたside
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"帰ってこい"
"戻ってこいよ!"
"みんな、待ってる"
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みんな、口を揃えていうことは同じ。
でも、こうやって来てくれることは嬉しいのだ
『……』
やっぱり…1人は…だめだな
色々考え込んじゃって、思い出しちゃって、嫌だ。
_____それに、
みんな強制して帰らせようとかはしない
最終的にはみんなと話して終わり。
最近だと、
上鳴くんがよく来てくれて、学校の話をしてくれる
現実世界のことについて
何一つ知らない私からするとそれは、
楽しみの一つでもあった。
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『……』
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今日も…上鳴くん…来てくれるのかな…
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なんて、考えていると
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『!!!』
背後から聞こえる歩く音。
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…さっそく誰か来たのかな、
上鳴くんかな?
なんてそんなこと思いながら振り返った。
___そこには_____
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『…爆豪……くん…』
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「とんだアホ面してんなテメェ。」
相変わらずのディスり。
…懐かしい、彼の姿があった。
今まで夢に来たことなかった爆豪くん。
あまりの驚きにアホ面しているだろう私は…
それに加えて、
久しぶりに会えて嬉しいという気持ちが強かった。
『な、なんでここに…!』
思わず爆豪くんに駆け寄る。
すると
「わざわざ連れ戻しに来てやったんだよ」
そういう爆豪くん。
『あの爆豪くんが?』
「文句あんのかテメェ。」
『ううん、ないよ!』
久しぶりの会話に思わず頬が緩む。
『デクくんのこといじめてない?爆豪くん』
「クソナードなんてどうでもいいわ」
『そんなこといってー
ほんとは気にかけてるのが爆豪くんだもんね
、
…ほんと、優しいよ』
1ヶ月ぶりに会えたから、
話したいことが止まらない
しかしそんな私に付き合ってくれる爆豪くんは、
本当は優しい人なんだ
、
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『____でね、これがまたすごくて__』
そんな、私が話している時だった
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「…はやく戻ってこいよテメェはよォ…」
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2018年7月14日 11時