【鬼滅の刃】吸血鬼になりまして2

＿無事でなにより＿ ページ31

炭治郎side







あ「煉獄さん、ッ....ううっ、」



煉「うむ！泣き止んでくれ！！！」



煉獄さんの着物の袖を掴み泣き続けるA。


でもそれは嬉し涙だってすぐわかる。







そして、そんなところに＿＿＿







.








胡「煉獄さん、泣かせてはいけませんよ？」


と、笑うしのぶさん。


伊之助が呼んできてくれたんだ





胡「煉獄さん、あまり動き回ってはいけませんよ
腹部の傷はまだ完璧に塞がってないんですからね」





そう しのぶさんが言えば




煉「稽古再開はまだ先になるが待っててくれ！」



あ「いくらでも、っ、待ちますッ」




さらに泣いてしまうA。



それもそうだろう、



もう稽古なんて出来ないと思っていたのだから。


もう会えることもないと思っていたのだから。





胡「みなさんが無事でなによりです」



煉獄さんたちを見つめ、優しく呟いた。





.






俺達も目を覚ましたら煉獄さんが目の前にいて

ものすごく驚いた。




善逸は今でもたまに幽霊ではないのかと疑うし、


伊之助は崇めてるし、



俺自身も最初は信じれなかった。





.......でもこうして今目の前にいるんだ生きて。






みんなボロボロだけど、


命があるだけ本当によかった。みんな.....







＿＿＿＿＿＿


炭「....気絶...してたんだ！上弦の参がその隙に
攻撃してて....俺も煉獄さんも動けなくって
庇えなかったんだ！！」

＿＿＿＿＿＿





炭「.......」



ふと脳裏に浮かぶ自分のついた嘘。


でもきっとAは、

勘がいいから気づいてるんだろうな








そんな記憶ともに脳裏に再び浮かぶのは.....



最後のこと。




＿＿＿＿＿＿



煉「竈門少年....少し耳を貸してくれ」


炭「はい....っ」


煉「お館様にAの暴走のことを伝えてくれ

.....それと A自身にはこの事は言うな｣



炭「伝えます....」


煉「頼んだ」


＿＿＿＿＿＿＿＿






きっと煉獄さんのことだ


Aが自身の力を恐れると思ったんだろう



最後の最後までAのことをよく考えていた。


でも、煉獄さんは生きてて、


この後緊急の柱合会議が開かれるらしい


そこで多分このことを言うはずだ





.......制御が効かない点でいうとどうなるのだろうか



お館様さんの意見が尊重される。






.








....大丈夫だ


きっと煉獄さんがAを守ってくれるはずだから。







.







.



あ「.....なんで私回復が早いんだ？」

＿再び口付け＿→←＿嬉し涙＿

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