【鬼滅の刃】吸血鬼になりまして2

＿嬉し涙＿ ページ30

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鮮明に思い出されていく血だらけの煉獄さん。



頭に乗せられていた手が滑り落ちていく感覚も。






あ「嫌、嫌、嫌、....！！！｣





一気に呼吸が困難になった。







炭「A！！！！落ち着いて深呼吸するんだ！！」




伊「あいつなら＿＿((炭「伊之助！！しのぶさん呼んできてくれ！！」 わかった！！｣



善「大丈夫だA！！！」




頭がクラクラする、苦しい

何が大丈夫なの？





あ「煉獄さん、煉獄さん.....！！！」





炭「安心してくれA！」


なにが？分からないよ、っ


私、また守れなかったんだ





あ「はあっ、はあっ、はあっ、」





呼吸が苦しくて仕方なかった。





涙がこぼれそうになった時。









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煉「＿＿＿＿冷静に」




あ「ッ.......」






額に感じる指の感覚。



どうして目の前に.......







.





あ「.......煉...獄....さん.....」






煉「よもやここまで 冷静さを失うとはな」




そういう煉獄さんは黒い眼帯をして笑っている








あ「.......なん...で、」



状況が分からない。頭回らない。



今私の前にいるのは本当に煉獄さん.....？



だってあの時煉獄さんは.......







煉「また説明するが簡単に直訳すると


Aが意識を手放した後に傷が塞がった！！｣





あ「なに、いって......」




そんなバカなことあって.....







、








煉「＿＿＿＿＿鬼になりかけたようだ」





あ「え.....？」


想像を上回る返答だった。








あ「.......鬼に...？」



鬼舞辻無惨がきたの？どうして.....





、






煉「君の血が傷に入ったからという確率が高い！


......しかし君の血が変わっているせいか

俺の体質があったのか、

傷が多少塞がったところで傷の修復はなくなり、

鬼にならなかった。どのみち隠の人達が

来ていなかったら死んでいた」







あ「.......私の血が....」


.....私の血でも人は鬼になるの....？

私の血が特殊なの？

一体私の中で何が起きているの...




あ「.......」



思わず焦りで言葉が出ないでいると








煉「Aのおかげで助かった。

＿＿＿＿ありがとう」





あ「っ.......そんな...私は.....」




1歩間違えてたら鬼になってたかもしれない。





けどそれでも私は生きててもらえて嬉しかった




あ「煉獄さん.....ッ」


嬉し涙だった。

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