_砕ける_ ページ17
鴉に言われた通り街に来てみれば
さっそくその夜に鬼が現れた。
あ「氷の呼吸 弐ノ型 ''雪月花''」
そう私がいい刀を振れば鬼の頸は飛んだ。
転がる頸に、
あ「あなた....何故私に襲いかからなかったの」
そう言えば
「.....もうなんでもいいんだよ
上弦になんて入れない俺は
下弦に入るのが俺の目的だった.....
やっと入れると思ったのにさっき無惨様から
下弦は解体と言われた。
もうなんも意味がねえんだよ.....」
力ない瞳が揺らいだ。
あ「下弦が解体....?それに鬼舞辻無惨が....?」
下弦を含んでの十二鬼月でしょ?
なぜ下弦を....
それにさっきまで鬼舞辻無惨がいたの?
頭を巡らせていると___
「あぁ....でも1人だけまだ残ってるなァ」
あ「1人...?」
「.....近頃噂になってる''無限列車''さ
人が行方不明になる列車だ...
そこにいる鬼が下弦の壱でまだ残ってるはずだ....」
あ「!!!」
聞き覚えのある内容だった。
.....きっとそれは煉獄さんが向かった任務...
そして炭治郎たちもそこにいるはず....
あ「その鬼は強いの?」
「さあ、知らねぇよ...
ああ、でも
上弦の誰かを無惨様は向かわせてたな....
_____お前たちの負けだ」
それだけいい鬼の頸は灰となっていった。
あ「....上弦.....!!!!」
胸騒ぎの原因がわかった瞬間だった。
上弦だなんて、上弦のなにがいるの?
上弦にだって強い順があるはすだ
.......大丈夫なの?
いや、でも煉獄さんなら....
じゃあこの胸騒ぎはなに?
何か.....違う理由があるの?
あ「.......」
落ち着こう、冷静に。
きっと大丈夫だ。約束したんだから
みんな帰ってくる。
明日にはまた煉獄さんと稽古して、
炭治郎と禰豆子ちゃんと遊んで、
善逸に泣きつかれて、
伊之助と手合わせする日々だから____
あ「はやくこのことを本部に伝えなきゃ、」
そう思い鎹鴉に伝言を本部へ。
私も任務が終わったことだし、
煉獄さんたちのところに行こうかな、
なんて思ったが
明らかに行って間に合う距離ではない
帰りを待つしかないのだ。
あ「.......」
胸騒ぎを振り払うように歩き出した。
その瞬間。
あ「!!!」
何かが砕ける音がした。
これは....私の雪の結晶の.....
、
、
あ「なにか......あったの、?」
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神崎 - 文才ありまくりじゃないですか。凄すぎます どうやったらそんなにすごい小説書けるんですか?ほんとに楽しみでヤバイです (2020年5月1日 14時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
絡繰ドール - 黒姫ユキナさん» うわぁ・・・めっちゃ楽しみ・・・。ちょっとだけ逆ハー気味だけどまたそれもいい・・・。更新頑張ってください! (2020年1月20日 19時) (レス) id: 4a86d115be (このIDを非表示/違反報告)
黒姫ユキナ(プロフ) - 絡繰ドールさん» 柱稽古の時に思いっきり絡ませるつもりです.....! (2019年12月17日 19時) (レス) id: 4778a13763 (このIDを非表示/違反報告)
絡繰ドール - 夢主ちゃんがおはぎあげたときだって、嬉しそうだったって話だし、「叩き斬ってやるよ来いよ冨岡ァ」って発言も気になるし(細かくてすみません)嫌いではないのかな?もし良ければ柱稽古編とかで実弥さんとか他の柱の方々との絡みも見てみたいです! (2019年12月8日 23時) (レス) id: e7f6d2c639 (このIDを非表示/違反報告)
絡繰ドール - 神がかってますよこの作品・・・。実弥さんは夢主ちゃんのことどう思ってるんですかね? (2019年12月8日 17時) (レス) id: e7f6d2c639 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2019年9月15日 23時