目覚めさせる4日目. ページ4
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上鳴side
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「ああー…今日もだめかあ」
もう俺らが補導される時間に近いなか、
そんなことを呟いた。
「とにかく、はやく帰ろーぜ。
最近、通り魔みたいなのがいるらしいしな。」
グタグタと疲れきった俺に、そういう切島。
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…通り魔…か
「なに、通り魔ってヴィラン？？」
「いや、個性使ってこないらしいぜ。
ただナイフで切りつけたり…刺したり…
先日亡くなった人もいるから
警察もその犯人を探し回ってるらしい」
ここ最近ニュースすら見なくなった俺は
そんなこと初耳だった。
「ほおーー…
まあ、どうでもいい。」
聞いたところで頭には入ってこないが。
「俺らは俺らで手一杯だしなあ笑」
と、笑う切島。
確かに、切島の言うとおりで、
夢に関する個性をもってる人を探し回ったり…
無効化の個性持ってる人たちを
探そうとしてるけど…
いっこうに手がかりがない日々が続いていた。
「夢に関する個性ってレアなのかよお」
「無効化なんてもっといねえだろ
相澤先生以外、みたことねえし…」
「んー。」
こうやって頭を悩ませて帰るのは日常となってた
答えなんて出ないまま、
分かれ道に行くのがいつも通り。
でも最終的には＿＿＿
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「でも俺は…
それでAが目覚めるなら…喜んでやるぜ」
それでいつも分かれ道にいく。
毎度、もうダメだなんて思っても、
Aのことを考えれば
やる気なんていくらでも出る。
諦めるだなんてもってのほかだった。
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「上鳴よー。
なんか言いたくねえけどかっこよくなったよな。」
「え、なに今更？元からの間違いじゃね？」
「いや。それはねえ。
これもAのおかげっていうことだな笑」
「そんなこといったらこれから先、上鳴くんってば
もっとイケメンになっちまうぜっ！」
「やっべ調子乗らせちまったな。」
こんなアホみたいな会話も日常のひとつ。
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このままいつも通りで終わると思ってた。
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しかし。
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「ッ！！あぶねえ上鳴！！！！」
「っ！！」
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あめ(プロフ) - ユキナさんの作品が面白すぎて深夜二時から読み始め何作も読んでしまいました…たくさん泣いて笑って楽しませていただきました！気がつけば5時間も読んでました…素敵なお話をありがとうございます！ (2月26日 6時) (
レス) id: 63fa489223 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - 泣ける、、、とゆうか泣いた、、、しかも都夢蒼士って名前カッコ良すぎる、、、 (2月21日 10時) (レス) @page50 id: c2bcbcc7a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふふ - 全私が泣いた (2023年4月13日 20時) (レス) @page50 id: bc020e7b09 (このIDを非表示/違反報告)
美羽 - 私、こういう系で初めて泣きました。深夜2時に号泣してそれからずっと見てて.....文才の塊すぎて尊敬します、！これからも小説頑張ってくださいね (2023年1月3日 21時) (レス) @page50 id: ec9644f59b (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 僕、こういう話って映画だとか漫画でも泣けなくて、小説だと泣けるんです。この話で泣けました。実はこういう話めっっさすこ。書くのめっっさヘタで笑うw (2022年10月24日 21時) (レス) id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒姫ユキナ
| 作成日時：2018年8月8日 19時
