【鬼滅の刃】吸血鬼になりまして3

＿待っていた＿ ページ27

・炭治郎side





妓「まあ仕方ねえかあ
お前は人間。妹は鬼だしなあ！！！


鬼の妹よりも弱いのは当然だが
それにしてもみっともねえ！！」




炭「っ！！！」




妓「兄貴だったら妹に守られるんじゃなくて
守ってやれよなあ！この手で！！」



そういい俺の指を折った。




妓「なぁオイ 今どんな気持ちだ？
1人だけみっともなく生き残って

あの女も俺の血気術で殺してやる」




A.......っ






妓「なあ 虫けら ボンクラ のろまの腑抜け

役立たず なんで生まれてきたんだ前は」



そういい俺の頭を掴んだ。




.....コイツの言う通りだ





Aのことだ。


きっと無理して戦っている。


上弦2人を1人で相手なんかして.....




煉獄さんの時だって、


1人で.......ッ





炭「っ......」




そんな時だ





妓「そうだお前も鬼になったらどうだ！！
妹のためにも！！

そうだそうだそれがいい！！
あの中途半端な女鬼完全な鬼にしよう！！


鬼になったら助けてやるよ 仲間だからなあ

そうじゃなきゃ妹もぶち殺すぞ
他人の妹なんて心底どうでもいいからなあ」





堕「やだやめてよお兄ちゃん！！
アタシ絶対嫌だからね！！！

それよりはやく戻ってよ！！
この女何するか分からないわ！！！」





妓「その血気術からは出れねえよ

......鬼になれば一瞬で強くなれるぜ
不自由な肉体とはおさらばだ




なあなあなあ......どうする？」





鬼が俺に問う。



.....が、俺は上を向いた。




妓「悔しいんだなあ自分の弱さが

人は嘆く時天を仰ぐんだぜ

涙が溢れないようになあ」





.......ちがう




炭「俺は.......俺は.....






＿＿＿＿準備してたんだ」









＿＿＿＿＿この時を待ってたんだ！！！！






鬼に頭突きを喰らわせれば


よろめく鬼。





堕「お兄ちゃん何してるの！！早くたって！！」




立てない。立てない......！！






俺がさっき香り袋を引っ掻いて

クナイの毒の匂いを消して

クナイを刺したから.......！！！






よろめき倒れてる鬼の頸に刀を振るった。





炭「おおおああああ！！！！」




上弦だからか？



頸が硬い！！！





斬れろ！！！斬れろ！！！




勝つ 必ず勝つ



＿＿＿＿＿＿俺たちは！！！！







'







堕「お兄ちゃん！！！！」



炭「！！！」








.....そうだな







....その境遇はいつだって





ひとつ違えばいつか
自分自身がそうなってかもしれない状況。

＿勝つ＿→←＿全滅か＿

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