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「そこにいないで隣来てよSUGA。早く飲みたい。」
「分かってる。そろそろいつものボトル来るから待ってて。」
腕を解いて俺の隣に座るSUGA。ちくしょう今日も顔がいい。
「んで、今月の愚痴は？」
ニヤニヤしながら聞いてくる毎月恒例のこの質問。
俺はよく、というか初対面のときからSUGAに愚痴をこぼしている。
やれ取引先が面倒くせぇ、やれ親がうるせぇ
まぁ多種多様な愚痴を言ってきた。
しかし愚痴を言うのも理由がある。なんせこのSUGA、聞き役が上手すぎる。
適度な相槌、コメント、欲しい言葉を必ずくれる。あれ、君人生何周目？
「今日はそんなに愚痴ないよ。気分よく酒飲みに来ただけ。」
「酒飲むだけなら居酒屋行けよ。ここ高いんだから酒だけでもかさむぞ。」
「気分よくって言ったろ？お前と飲みたいから来たんだよ。」
そう言うと呆れたようにため息をつかれた。
でも目泳いでるし、頭の後ろ触ってるから照れてるだけなの知ってる。
ここに通い始めて3年、新人だったSUGAの初指名からも3年。そこそこ長い付き合いだから癖くらい分かる。
「ほら、好きなの頼んで。早く飲むぞー。」
「たっかい酒頼んでやる。」
「え、程々にしてよ？俺の財布に優しくね？」
こんなこと言ってるけどSUGAはいつも高い酒は頼まない。
何故か昔から俺が金使うのにいい顔をしない。
店的にもSUGA的にもプラスなはずなのに、「そんなに使わなくていいのに」とこぼす。
やっと酒が揃って乾杯、とグラスを鳴らす。お互い酒は強くてボトル1本なんてすぐに空く。
芸能人の話とか職場での笑えるミスとか世間話にもならない話をしながらグラスを傾ける。
金で買ったこの時間が最高に楽しい。
不快なものが視界に入らず、好きなものとどうでもいいものしか見えない。なんとも幸せな空間。
こそっと黒服が来てSUGAに耳打ちしていく。
あーぁ、話し相手いなくなんじゃん。
「ごめんハジュニヒョン、客来たからそっち行ってくる。また後で来るから。
しばらヘルプと飲んでて。」
おいおい、そんなこと客に言うなよ。
「おー、行ってらっしゃい。早く来ないとお前の酒飲み干すからなー。」
「それはやめろ」とクックッと歯茎を見せながら笑ってった。
まったく、塩なのか砂糖なのか分からない態度は変わらないな。
あぁ、そうだ。馴れ初めでも聞く？
俺とSUGAの出会い。俺ちょーダサかったけど。
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ruru_chandayo00(プロフ) - 続き気になりすぎです、、ユンギ頑張って、、 (10月16日 14時) (
レス) @page32 id: 9f9b345cea (このIDを非表示/違反報告)
にしむら - あわわ、好きすぎます...!更新嬉しすぎてぶっ飛びます！wwこれからも頑張ってください！ (2022年12月24日 14時) (レス) @page32 id: d8014ebbb9 (このIDを非表示/違反報告)
Rara(プロフ) - また更新してくれていてこの作品大好きなのでとっても嬉しいです！！！更新頑張ってください！！ (2022年9月26日 1時) (レス) @page30 id: d3a5a80530 (このIDを非表示/違反報告)
間宮るぎ(プロフ) - jimizukoさん» コメントありがとうございます。長らく放置していたら自動的に完結になっていました···。また少しずつ更新していきますので、見ていただけたら嬉しいです。 (2022年9月25日 18時) (レス) id: 686a146e94 (このIDを非表示/違反報告)
間宮るぎ(プロフ) - pcmtpokさん» いつもコメントありがとうございます！また少しずつ更新するので、見てくださると嬉しいです！よろしくお願いします。 (2022年9月25日 18時) (レス) id: 686a146e94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：間宮るぎ | 作成日時：2021年8月12日 20時
