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64話 ページ17

鬼舞辻「どうしたんだい?おいで。」





童磨「まだ生きていられるんだよこちらにいれば。もう仇も何もいいじゃない!俺たちといれば、毎日仇の猗窩座殿に会えるよ?」






猗窩座「……」






そうかも……その方が楽なのかも……







もう悲しいことも苦しいことも痛いことも辛いこともない。








私は手を鬼舞辻無惨へ伸ばした。









と、その時、私の日輪刀が手のひらに現れた。




貴方「っ!?……姫の呼吸……玖ノ型!!!『紅蓮華』!!!」





目の前にいた鬼達、そして暗闇全てに蓮が散りばめられ、私が蓮を1つ切ると全てが連鎖して燃え上がっていた。






鬼達「「「ぐぁぁぁぁあ!!!」」」






貴方「幻想なんかに負けてたまるか!!!!!」






闇が少しづつ遠のいていく。







貴方「もう一度言う。私は負けない……『終焉』」






ザシュッザシュッザシュゥゥウゥウウウウ!







貴方「人間は生があり、老いてゆくこと死にゆくことがあるからこそ、人生が美しく輝く。」





そして私は現実世界へ帰ってゆく。









童磨side






童磨「……」




はぁー信者たちの話聞くのめんどくさいなぁ。だって今はAちゃんが気になるもん。




Aちゃん鬼にしてそのまま、森に置いてきた!そしたら必然的に柱の所に行って皆食べてくれると思って。本部の場所もわかるだろうし!





そしたら俺も気兼ねなくあの方にAちゃん差し出して上弦に入れてあげれるし!









だけど、あの方の呪いですら弾く、そこまで精神力の強い女だと俺は思っていなかったから甘く見ていた。









後々にこれが裏目に出ることを……









冨岡side




炭治郎や時透は刀鍛冶の里にいるため、この騒ぎを当たり前のごとく知らない。



鴉を飛ばして30分。




鴉「カァー!カァー!」





悲鳴嶼「おぉ、帰ってきた(涙)」







鴉「ヤマノフモトニテ、Aノ体アリ!!倒レテイタ!!」




全員「「!!」」







冨岡「不死川。行くぞ。」





不死川「分かってる」






胡蝶「急いで病床を用意してきますね。」









ーーーーーーーーーーーーー
新技紹介



玖ノ型 『紅蓮華』


紅く咲く深紅の蓮華
相手の周りに蓮を浮かべ、刀で一気に蓮を切り、燃え上がらせる。逃げ場はなく、燃えるだけ燃える。悪鬼や霊気を浄化させたりできる。
『終焉』と言うと、四方八方から出てきた鋭い蓮の花びらが相手に飛んでいく。

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作者名:うじっしー | 作成日時:2020年8月20日 21時

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