58話 ページ11
刀の刃は金色に輝き、その中心部に赤色の線が入った。
鉄珍「中心に赤い色が入るとは……！」
(杏寿郎「君は1人ではない。俺が常に君のそばにいる！安心しろ！」)
貴方「き、杏寿郎様……」
急に……その刀を見て急に寂しくなって、私は膝から崩れ落ち、涙を流した。
鉄珍さんは横で私の背をさする。
鉄珍「その訃報はワシもこの前聞いた。最後まで誇り高く、後輩や仲間思いの男じゃったと……」
そう、彼は誰よりも誇り高く、熱い心を持つ者であった。
その後すぐに、帰宅の準備を整え、里の方々に挨拶をして姫屋敷へ帰ってきた。
帰っても尚、刀を眺める。
コンコン
部屋の外からノック音がした
貴方「どうぞ！」
弟子「A様！！昨日ご不在時、冨岡義勇様より贈り物です！」
なんだろう…？
貴方「ありがとう」
弟子「はいっ！」
早速包みを開いてみる。
貴方「……練習着……」
横には文も添えられていた。
「そんな練習着ではそろそろ外も出歩けなくなるぞ。新しいものだ。使え」
＼＼＼＼！め、命令口調……／／／／／
貴方「でも、とても有難いわ……いつも練習着を買いに行くのを忘れてしまっていたし……」
今度会った時、お礼をしなきゃね！
広げると、赤、オレンジ、黄色基調の綺麗な練習着だった。
貴方「義勇……」
「お前が1番に煉獄の想いを引き継いでる。だから頑張れ」
文の最後にはこう書かれていた。
貴方「私……」
鴉「カァーカァー！A、今日ノ夜中、西ノ森ヘムカエ！」
貴方「ん？」
少し違和感を覚えた。
まだ夕方なのに……夜中の任務がもうこんな早く伝達が来るなんて。
貴方「夜中よね？？」
鴉「カァーカァー！」
貴方「鴉！！！！」
鴉の様子がおかしい
伊黒「なんの様子がおかしい？」
私の庭の木の上に伊黒様がいた
貴方「鴉の様子がいつもと違って…」
伊黒「鴉もそれはそう、気まぐれだ。我々が体調が優れない時があるようにいつも調子がいい訳では無い。それよりA、里で甘露寺と楽しんだのだな(ｼﾞｨｰｰ)」
い、伊黒様の目が恐ろしい…
勿論伊黒様が蜜璃ちゃんを好きなのは分かってるけど女にまで嫉妬心を…？
貴方「み、蜜璃ちゃ…」
伊黒「馴れ馴れしくするな！！」
貴方「ひぃ〜(泣)」
それ言いに来ただけ？！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うじっしー | 作成日時：2020年8月20日 21時
