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45話 ページ47

翌日、目を覚ますと……





宇髄様の姿はなかった。




置き手紙に、「ときと屋の屋根上に来いと。」





貴方「宇髄様、ホントに人使いが荒いわね!!!(プンプン)」





だけどこの街、何だか変な気配がする。



今までと少し変わった変な感じ。







鬼舞辻「あれが……童磨の気に入った小娘か……(ボソッ)」








鬼舞辻「あの娘の親の肉体はさぞ美味かった……堕姫、妓夫太郎。あの娘を殺したら私の元に肉体を持ってこい。それか、鬼にしてもいい。」









まさか、昨晩、鬼舞辻無惨がこの遊郭に足を運んでいたとも知らず……






私は軽々と屋根を飛び越え、宇髄様たちの元へ。




炭治郎「Aさんだ!」





伊之助「おー!A!おはよ!」




貴方「宇髄様!!炭治郎くん!伊之助くん!おはよう!……あれ?善逸くんは??」





宇髄「善逸は来ない」




3人「「「!?!?」」」





炭治郎「善逸が来ないってどういう事ですか?」






宇髄「お前たちには悪いことをした。俺は嫁を助けたいがためにいくつもの判断を間違えた。善逸は今行方知れずだ。昨夜から連絡がとだえている。 」



私が眠っていた時に……




そんなっ……申し訳ない……





宇髄「お前らはもう花街から出ろ。階級が低すぎる。ここにいる鬼が上弦だった場合、対処出来ない。消息をたったものは死んだとみなす。後は柱である俺とAで動く。」




私は黙って頷いた。




炭治郎「いいえ、宇髄さん!俺たちは!!」





宇髄「恥じるな、生きているやつが勝ちなんだ。機会を見誤るんじゃない……」





そう言って宇髄さんはすごい速さでどこかへ行った。





伊之助「待てよおっさん!!」




貴方「……」





炭治郎「俺たちが一番下の階級だから信用して貰えなかったのかな?」



貴方「あなた達、もう庚でしょう?下から四番目の。宇髄様なりの心配と謝罪だったのよ。私も夜の間の見張り、ちゃんとするから……2人だけでも安全なところに……」




私はそれだけ言って2人の前から去った。






とりあえず、鬼が出る夜までは藤の家で体を休ませた。







〜夜〜




夜になり、遊郭も少し寝静まり始めた頃……




貴方「そろそろ巡回に行かなくちゃ………」



杏寿郎様の羽織を着る。





貴方「杏寿郎様、行ってまいります。」




外に出ると、辺りの電気はほとんど消え、鬼が動きやすい環境と化していた。

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作者名:うじっしー | 作成日時:2020年8月13日 2時

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