護衛を任されました ページ5
『はぁ…？名前を呼べ、ですか』
いきなり総統室に呼び出されて何事かと思いきや、拗ているような表情をしながら名前を呼べと言い出した
『何を言い出すと思えば…わざわざ呼び出す必要ないですよ…』
gr「な、俺にとっては呼び出す必要があったんや」
『名前呼びなんて何を今更仰るのかと思いました』
gr「なかなか言い出すタイミングがなかったんや…会う機会少なかったしな」
『なるほど…確かに毎日忙しいですもんね』
gr「…」
『……？』
gr「…」
『あの、総統さん？』
急に黙りこくってそっぽを向いてしまった。なんなんだこの人
…まさかこの人名前呼びしてくれるまで話しないからなとか子供みたいな事考えてないだろうな
『はぁ…今ならトントンさんの苦労も分かりますよ』
gr「…」
ほんとに喋らない気だなこの人、私より年上のはずなのになんて大人げないのだろうか
『…グルッペンさん』
gr「なんだ！」
嬉しそうにこちらに向き直す、こ、こいつ
『はぁ、名前呼びなんて言ってくださればしてたんですけどねぇ…』
gr「こうでもしないと呼んでくれないだろう？
！！なんならグルさんでも」
『無理ですね』
gr「なぜだ！！」
『さすがにその呼び方には抵抗がありますよいくらこの国の総統でもまだ知り合って間もない人なのは事実、いきなりそんな呼び方をするのは無礼にも値します』
gr「な、なら俺らは最初からAと呼んでるぞ」
『それは例外ですよ、私には苗字がありませんし』
gr「さんとかないぞ！」
『なら苗字をさん無しで呼びましょうか？フューラー。』
gr「それはやめろなんかゴワゴワする」
『ゴワゴワってなんですか』
危うく吹きそうになってしまった
gr「ぐぅ…。これはもう白旗を上げるぞ…。」
降参と言わんばかりに両手をあげる。残念、もうちょっと言い訳を持ってくると思っていたのに
『話はそれだけですかグルッペンさん？』
gr「！！ま、まぁ名前を呼んでくれただけでも嬉しいことだな」
『そんなに嬉しいものなんですかね……？では自室に戻りますね』
gr「その、すまんなこんな事で呼び出して」
『ほんとですよ、次そんなので呼んだらトントンさんにデザートの事チクリますからね』
それだけは…と苦しそうな声を背中で聞き入れドアノブをひねる
『…まぁ、いつかそうやって呼べる日が来るかもしれませんね』
失礼しましたと丁寧にドアを閉める
そういえば幹部の人達の苗字って知らないな今度聞いてみよう
gr「…はぇ」
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イル - まってました！おかえりなさいです！ありがとうございます！ (2020年2月6日 19時) (
レス) id: a04bed28eb (このIDを非表示/違反報告)
ナナキ(プロフ) - おかえりなさい！！通知来ていてビックリしました！無理なさらないよう頑張って下さい！ (2020年1月20日 21時) (レス) id: 3894891874 (このIDを非表示/違反報告)
最弱の焼きイカ2(プロフ) - 待ってました！！おかえりなさい！！無理は禁物ですよ！！！ (2020年1月20日 0時) (レス) id: c50ea814f1 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ汰(プロフ) - おかえりなさい！！通知来てびっくりしました…笑笑感動です(><更新楽しみにしてます！ (2020年1月20日 0時) (レス) id: ed067f93f4 (このIDを非表示/違反報告)
リア(プロフ) - お帰りなさいませ！ ずっと待ってました。 ゆっくりで良いので更新待ってます。 ご無理のなさらない程度で頑張ってください！ (2020年1月19日 23時) (レス) id: 125744f577 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びんの蓋 | 作成日時：2019年2月19日 15時
