護衛を任されました ページ25
no side
gr「A…？」
肩より少し長めの髪の毛、着慣れないとソワソワしていたスーツを纏っている。違う点を述べると言うならばその服に返り血なのか自身の血なのか分からないが、赤い絵の具がべっとりとついていた所だ。
間違いない、Aだと皆確信した。
彼女は幹部に背を向けており、どこが上の空な状態になっているように見えた
os「A…ちゃん？」
『…』
オスマンがそう呼びかけるが聞こえていないのか彼女は背を向けたままビクともしない
tn「聞こえてないんか…？おい、A！」
大声で確実に彼女に届くように呼びかけると彼女はﾋﾟｸﾘと肩を動かした
それからゆっくりと幹部の方に振り返る
gr「！！」
振り返った彼女は、いつものような活気ある彼女ではなかった
瞳は濁り、いつもよりも無表情、心が抜かれたような、まるで彼女じゃないようなオーラを纏っていたのだ。
sh「あいつあそこで何してるんや、おーいA」
gr「まて、静かにしろ、何か可笑しい」
シャオロンはその異変に気づいて居ないのか彼女に呼びかけようとするが総統に止められる
それからはジッと、お互い見つめ合う時間がしばらく続いた
『…て、キ』
gr「は」
沈黙の空間を変えたのは彼女だった。
『テキ、なかマ、ぶじョくしタ…』
ユルサナイ
gr「っ、下がれ！！」
ﾄﾞｫﾝｯと大きな音を立て霧がまう。
彼女は幹部を攻撃しようとし蹴りを入れるがそれは交わされ地面に足がめり込んだ。
総統の言葉で危機一髪逃れたものの、あんな力強い攻撃、当たれば即死だ。
kn「ど、どう言うことや、いきなり何すんねん！」
gr「…幻覚か？」
よろりよろりと足を地面から引っこ抜く彼女を観察する。
味方に攻撃をするほど野蛮な奴ではない、むしろその逆の彼女が無造作に何ふり構わず攻撃をしかけるのは何故か、
その理由が1つだけ浮かぶ。
ナーバだ。
見たところ彼女はガスマスクをつけず綺麗な顔を晒している、もしここにナーバを巻かれたら完全に幻覚などの効果が出るはずだと総統は考えた
gr「しかし、あきらか身体強化されているな…」
それは副作用なのか、はたまた彼女自信がもともと持っていた力なのか
gr「そんな事考えても状況はかわらなんな…」
『…つぎはしトめる』
そう呟くと何処からかナイフを出し物凄い速さで総統を狙う
ｶｷﾝｯとナイフ同士が接触しギチギチと音を出す
os「…何してんねん、Aちゃん」
総統の前でナイフを受け止めたのはオスマンだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1688人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イル - まってました！おかえりなさいです！ありがとうございます！ (2020年2月6日 19時) (
レス) id: a04bed28eb (このIDを非表示/違反報告)
ナナキ(プロフ) - おかえりなさい！！通知来ていてビックリしました！無理なさらないよう頑張って下さい！ (2020年1月20日 21時) (レス) id: 3894891874 (このIDを非表示/違反報告)
最弱の焼きイカ2(プロフ) - 待ってました！！おかえりなさい！！無理は禁物ですよ！！！ (2020年1月20日 0時) (レス) id: c50ea814f1 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ汰(プロフ) - おかえりなさい！！通知来てびっくりしました…笑笑感動です(><更新楽しみにしてます！ (2020年1月20日 0時) (レス) id: ed067f93f4 (このIDを非表示/違反報告)
リア(プロフ) - お帰りなさいませ！ ずっと待ってました。 ゆっくりで良いので更新待ってます。 ご無理のなさらない程度で頑張ってください！ (2020年1月19日 23時) (レス) id: 125744f577 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：びんの蓋 | 作成日時：2019年2月19日 15時
