楽しい ページ47
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ドラ｢本当に雪道苦手なんだな｣
『だ、だって私の暮らしいている所は雪降らないんだもの！ホグズミードの雪の量がおかしいのよ！』
途中3回くらいコケそうになったAを助けながら
ようやくホグワーツへと戻る。
城に着く頃にはもうすっかり暗くなっていた。
ドラ｢だとしてもだ。明らかに不慣れすぎだろう｣
思い出すだけであのマヌケな姿は…
笑いが込み上げてきそうになる。
『そ、それは…普段は姿現しを使ってたから…』
ドラ｢姿現し…？あれは成人した魔法使いしか使っちゃいけないんだろ？しかもかなり高度な魔法だし。｣
父上と母上がよく使っていたそれを思い出す。
姿現しは魔法省主宰の姿現わし・姿くらましの使用許可試験に合格した17才以上の魔法使いのみに使用許可が下りるとか何とか言ってたっけ。
それでもはじめてやる時は気持ち悪くて、吐く人がほとんどなのだとか。
そんなものをいくらAでも…
使えるのか…？
『本当はダメなんだけど特別に許可が降りてるのよ。でもホグワーツは姿現し使えない規則だしと思って歩いて行くことにしたら…油断した…。』
ドラ｢へぇー、さすがスペンサー家は格が違うんだな｣
『ドラコは…やったら酔いそうね。』
ドラ｢は、お前！｣
『ふふふ、冗談よ。さっき散々からかわれたからお返し。エスコートありがとう』
そう言ってAは女子寮へと足を向けた。
ドラ｢なぁA…｣
『ん？』
ゆっくりと口を開く僕を訝しげに見ながら、
Aは首を傾げた。
ドラ｢君は…僕のことどう思ってるんだ？｣
『どうって…』
ドラ｢一人でいる方が好きか？｣
もしかしたら僕といて
楽しいと思ってくれたりしてないだろうかと、
そんな淡い期待を込めてAを見る。
Aは、しばらく考えるように口を結んでいた。
視線だけが交差する時間が数秒。
体感的には数分だった。
ドラ｢いや、わからないならいい…、おやすみ｣
くるりとAに背を向けた瞬間、
Aが口を開いた。
『ドラコと居るのは…他の人といるよりは…楽しいのかも、知れない…。』
ドラ｢え…？｣
『そ、それだけよ。おやすみ』
そう言ってAは女子寮へ繋がる階段を駆け上がった。
最後に見たAの顔は少し赤くて、
一瞬見えたその顔が目に焼き付いて離れなかった。
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美愛(プロフ) - リアルはりねずみさん» わぁぁ！ありがとうございます！ぜひ是非もうそろそろ物語も大きく動くので楽しみにしててください(´˘`＊)毎日ありがとうございます (2023年2月11日 23時) (
レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
リアルはりねずみ(プロフ) - 初コメ失礼します。毎日ウッキウキで見でます！これからも頑張ってください！ (2023年2月11日 22時) (レス) @page48 id: e9f90883f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2023年2月2日 8時
