実家 ページ17
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夏休みは必ず家に帰らなくてはならない。
護りの魔法の関係があるとか授業で習った気もするが…
まぁ僕には関係ない。
ともあれ久しぶりの我が家に少し胸を躍らせた。
帰宅して早々、
母上は学園生活はどうだったかとニコニコと聞いてくる。
まぁまぁかなと言いつつ、
僕は自室へと向かった。
召使いたちに荷物を仕舞わせ、ベットへと転がる。
寮にいる時は基本誰かが一緒にいるため、
思えば1人になるのなんて久しぶりだ。
目を閉じて少しウトウトしていると
召使いが夕食の時間を告げに来る。
スタスタと広間に降りれば
すでに父上と母上が席についていた。
ルシ「どうだいドラコ、学校生活は」
ドラ「問題ありません。勉学も友人とも上手くやれています」
ルシ「そうか、さすがだな。…して、ハリーポッターとA・スペンサーとの関係はどうだ？」
そう言われ、ハッとした。
ドラ「申し訳ありません、ポッターはグリフィンドールに配属され、僕とは合わないと判断致しました。そしてAとは…まぁそこそこって感じです…」
そこそこ、
なんとも曖昧な表現だ。
本当は腹立たしいやつですと報告してやりたかったが
父上の前で感情を露わにする訳にはいかない。
ルシ「そうかそうか。それはポッターはしかたないな。スペンサー家は今年もこの国のビリオネアでまた1位をとっていた。その調子で来年はもっと交友を深めるのだぞ？」
ドラ「はい、わかっています父上。」
アイツとこれ以上どうやって交友を深めるんだ？
そう思いながらも顔は平静を装おった。
ナル「ねぇねぇドラコ、気になる女の子とかはできたのかしら？」
ニコニコと聞いてくる母上の言葉に
思わずスープを吹き出した。
ドラ「べ、別にまだそんな女は！」
ルシ「こら、ナルシッサ。年頃の息子にそんなこと聞くんじゃないよ。」
ナル「あら、ごめんなさいね。ついに気になってしまって」
ふふ、と少女のように微笑む母上を横目に
僕はナプキンで口元を拭いた。
別にAのことが気になるのは
好きだからなんかじゃない！
あいつが気に食わないからだ！
誰も聞いていないのに心の中でそう言い訳をしながら
メインディッシュの肉をバクバクと頬張った。
別に夏休みだから会えなくて寂しいとか、
そんなことも少しも思ってなんかない！
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美愛(プロフ) - リアルはりねずみさん» わぁぁ！ありがとうございます！ぜひ是非もうそろそろ物語も大きく動くので楽しみにしててください(´˘`＊)毎日ありがとうございます (2023年2月11日 23時) (
レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
リアルはりねずみ(プロフ) - 初コメ失礼します。毎日ウッキウキで見でます！これからも頑張ってください！ (2023年2月11日 22時) (レス) @page48 id: e9f90883f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2023年2月2日 8時
