心配 ページ11
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ドラ「A…？」
『すみません、トロールを倒してたら戻るのが遅くなりました。でももう安心してください、学園は無事です。』
淡々とそう言ったかと思えば、
Aは事も無げに女子寮へと歩いて行く。
何が起こったのか分からない寮生たち。
それを横目にAは談話室を通り抜けようとしていた。
ドラ「ちょっと待てよ！お前、ほんとに倒したのか？！野生のトロールだぞ？！馬鹿なウスノロとはいえあんな巨大な生き物を1年生が倒せるわけないだろ！」
Aの腕を掴み、
部屋に戻ろうとする彼女を止める。
僕の声にハッとしたのか、
ほかの寮生たちもうんうんと頷いていた。
『本当よ。スリザリンに10点入ったから明日にでも砂時計を確認すれば？』
ドラ「は…確認すれば？って言ったって。…ていうかなんでそんな危ないことしたんだよ！お前が行かなくたって先生たちがさっさと倒したのにさ！」
『まぁそうかもね。でも避難が遅れている女子生徒がいるって話を聞いてしまって。
勝手な判断をして寮に戻らなかったことは悪かったと思ってるけど、でもあのタイミングで私が駆けつけてなきゃあの子は死んでたよ。』
ドラ「違う！なんでお前は自分でトロールが倒せると思ったんだよ！危ないことに首突っ込むなって話だろ！？
自分が他よりちょっと魔法が上手く使えるからって調子に乗ってんのか？！」
『別に…倒せるもの。それにちゃんとこうやって帰って来たんだからいいじゃない』
淡々と言うAにだんだんと腹が立ってくる。
くそ、なんでこいつはこんなにも…
監「はいはい、そこまで。マルフォイはAが心配だったって言いたいんだろ？
そういう事だからAも反論しないで素直にごめんねって言っとけって。」
ドラ「は？」
『そうなの…？ドラコ、私を…心配してくれたの？』
ドラ「べ、別にそんなんじゃ！」
Aのキョトンとした丸い目に見つめられ
反射的にフンと顔をそらす。
違う！僕は心配なんてしてた訳じゃ…
監「まぁとりあえずみんな部屋に戻ろうか！トロールの心配はもう無いのかもしれないけど先生からは部屋に戻れって指示だったし。
今日はみんな疲れただろうから早く寝なよ。」
そういう監督生の言葉で
みんなは談話室から部屋へと戻って行った。
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美愛(プロフ) - リアルはりねずみさん» わぁぁ！ありがとうございます！ぜひ是非もうそろそろ物語も大きく動くので楽しみにしててください(´˘`＊)毎日ありがとうございます (2023年2月11日 23時) (
レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
リアルはりねずみ(プロフ) - 初コメ失礼します。毎日ウッキウキで見でます！これからも頑張ってください！ (2023年2月11日 22時) (レス) @page48 id: e9f90883f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2023年2月2日 8時
