ヘアピン ページ40
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キッチンに戻るために広間を通ると竜と尊人兄ぃ、
それからネクストの3人が帰ってきており
ソファに座っていた。
『おかえり、どこ行ってたの？』
尊「おう、A！森ん中探検してたんだよ。ちょうど散歩コースみたいなのあってさ」
『へぇ〜』
光「Aさんは？」
『私はお風呂掃除。…あと夜ご飯を…ってやばい！早く戻らないと焦げる！』
バタバタとキッチンに走りながら
尊人兄ぃの笑い声が背中に聞こえた。
カレーはギリギリセーフでおたまで混ぜてやるといい匂いが鼻腔をくすぐる。
「これ」
ひと安心する私の後ろからずいっと竜が出てきた。
『わっ！！』
「ちょ、おい！こけるぞ」
びっくりしたあまり床に落ちていた野菜の皮で滑って体勢を崩す私を竜が抱きとめてくれた。
『あ、ありがとう』
その近い距離に心臓が跳ね上がったが
動揺を隠すようにお礼を言った。
「ったく」
『元はと言えば竜が驚かすから…』
と、竜の手元を見ると小さな紙袋を持っていた。
『なにそれ？』
紙袋に視線をやると竜はしばし逡巡したような仕草を見せたが、ずいっと差し出した。
「さっき散歩行った時に雑貨屋あって。見つけたからやる」
受け取った紙袋を開けてみると中からオシャレな猫のヘアピンがでてきた。
『わぁ…！』
小さなシルエットの猫と三日月がモチーフで
ラインストーンをあしらった華奢なデザインが可愛い。
『ありがとう！すごく嬉しい』
「おう」
そっぽを向いて答える竜の頬は少し赤く染っていた。
『やっぱり竜は私の好きな物わかってるね』
「そりゃ何年双子やってると思ってんの。
そんくらいわかるわ」
コツンとおでこを小突かれた。
ニッと自信たっぷりに笑う顔はなんだか可愛かった。
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美愛(プロフ) - �貂�さん» もし海司のセリフが既出だったら私の記憶違いなのでサラッと流しておいてくださいm(_ _)m応援ありがとうございます、更新頑張りますね (2020年1月10日 8時) (
レス) id: 5468b9022d (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - �貂�さん» コメントありがとうございます。ご指摘感謝致します、直させて頂きました。海司のセリフで海のあとに(日浦海司)とつけたのはここが多分海司のセリフとして使った「」が初めてだと思われるのでそうしました。他のキャラもそんな感じです。 (2020年1月10日 8時) (レス) id: 5468b9022d (このIDを非表示/違反報告)
�貂� - 物語一気に読んじゃいました。 今読んだばかりなのにもう続きが気になります。 更新待ってますね。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした(>_<) (2020年1月10日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
�貂� - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 見つけたのここの部分 龍の胸元を握りしめ、竜を見上げる。 途切れ途切れになったが何とか声が出た。 これ正しくは竜の胸元を握りしめ、ではないんでしょうか？ (2020年1月10日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
�貂� - これらずが抜けてませんか？ 正しくはもうどうしていいのか分からずではないんでしょうか？ (2020年1月10日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2019年12月18日 11時
