女優の私が推しの彼女はじめました 2 (ページ43)

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今ページ43

付き合ってる人は同じ芸能人。
みんながウワサしている人らしい。
この過去を言わなきゃ行けないって思ってるけど。
言えないって。
大切だから。
大好きだから。
優しいから。
それを知って上手く笑えない
彼の顔を見るのが怖いって。

『相当好きなんだな』
【うん･･･大好き】
『そっか！』
【私を選んでくれたから大切にしたいって思ってる】
『うん』
【私のために一生懸命な人だから裏切りたくない】
『そうだよな』
【でも･･･受け止めてくれるかもって思ってる】
『うん』
【離れる事になっても伝えるべきだよね】

結構キツい現実だったけど。
今のAは幸せらしい。
でも･･･どう乗り越えたんだろう。
俺と別れたことと。
子供のこと。

『A？』
【んー？】
『俺が言えるかな？出会えてよかったよ！』
【それは私も思うよ！出会えてよかった！】
『ありがとう』

やっぱり俺はAが好きだ。
恋愛的な願いは叶わないとしてもファンとして生きる
付き合ってる頃は大切なことに気づけなかった
どうしようもない俺だけど。
大切な人をここまで思えるって。
付き合ってた頃は俺がそういう存在だったのかな。

【ずっと言えなかったこと･･･せっかく言えたから】
『うん！』
【忘れないで欲しい･･･私たちに･･･子供出来た事】
『あぁ』
【駿璃の先の幸せの中に赤ちゃん置いていかないで】
『わかってる！』
【私は･･･今幸せです･･･幸せになってね】
『ありがとう！』
【ずっと幸せだったよ！】

19歳の誕生日にひどい結末を残した俺に
そんな事を言ってくれるA。

『これからも応援してる』
【“も”ってことは今までも応援してくれてたんだ】
『あぁ･･･俺の自慢だよ』
【ありがとう！】